声を聴けば身体がわかる

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身体の状態というのは、
思わぬところから確認することができる。

例えば声。
声のスピードや高低。大きさなど。
そこからその人の身体の状態を推測する。

患者さんが部屋に入った瞬間から、
読み取れる情報はあるのである。

早口・カン高い

早口でカン高い声というのは
交感神経が優位で、脈が早い状態を表す。
カン高さは声帯の緊張を表す。

交感神経が優位な状態は、
末梢血管が収縮している状態であり、
血行不良による肩こりや腰痛、
緊張やストレスによる集中力低下、
顆粒球が増加するため炎症が生じやすいため、
胃潰瘍、歯周病、肝炎などが生じやすくなる。

ゆっくり・低い

早口でカン高いのとは逆に、
ゆっくりで低い声というのは
副交感神経が優位で脈が遅い状態を表す。
声帯は緩んでいる状態である。

副交感神経が優位になると交感神経の逆で、
意欲低下・脱力・眠気・集中力低下や、
胃腸が活発で食べすぎる。
そしてリンパ球が増加するため、
免疫の過剰反応、アレルギー反応が生じやすくなる。
花粉症・アトピー性皮膚炎などがこれにあたる。

声が小さい

声は呼吸の大きさや横隔膜の働きを表す。
横隔膜は様々な要素の影響を受けるが、
姿勢や肥満、血液の流れなどが関係する。

胃下垂・逆流性食道炎など胃腸のトラブルの影響や、
糖質過多で血管に脂肪などが付着する
アテローム変性もこういった影響と関係する。

鼻にかかる声

鼻にかかる湿気を感じるような声は、
水分の代謝が低下し体液が増加ている状態を表す。
水分代謝は腎臓の働きが関係する。

内臓は病気になっていない状態でも、
働きが低下することは少なくない。
胃の状態などは割と自覚しやすい症状である。
胃の痛みや消化不良、胃もたれなどがこれにあたる。
腎臓の場合は水分が溜まることからくる、
むくみや足・腰の重たさ、耳鳴りやめまい、
たんの絡みなどが関係する。

声のかすれ

鼻にかかる声とは逆に、
体液が減少している状態である。
声がかすれるのは声帯に
トラブルを抱えている状態。
声帯周囲の血液の低下や自律神経の
アンバランスが関係する。

本来なら体液で潤っている部位が、
乾燥している状態であり、
声帯以外でも目や口など、
様々な部位も乾燥していることが多い。

急な声の変化

精神的に問題が生じているかどうか。
もし精神的な問題でなければ、
体調が急激に変化していることを表す。

いつもと比べ急に声が小さかったり、
頑張らないと声が出なかったりする場合、
何らかの大きな身体の変化が生じている。

こういった場合は念のため診察し、
大きな問題がないか
チェックする必要があるかもしれない。

まとめ

身体は病気になっていない状態でも、
血流や体液、自律神経などが常に変化をしている。

検査でチェックできるものもあれば、
なかなかチェックできないもののある。
また毎回チェックするわけにもいかないため、
声の状態からある程度推測することも役に立つ。

早口・カン高さは交感神経優位。
それに伴い緊張ストレスや血行不良が生じる。
炎症も生じやすい。

ゆっくり・低いは副交感神経優位。
緊張感の減少や過食。
アレルギー反応が生じやすくなる。

声が小さいのは横隔膜低下と呼吸の浅さ
血流や姿勢、肥満様々な要素を含む。
胃腸のトラブルも特徴的である。

鼻にかかる声は体液の増加。
腎臓の働きが低下している可能性がある。

声のかすれは体液の減少。
血流の低下や自律神経のアンバランスが
生じている可能性がある。

また声が急に小さくなったり出ない場合は、
精神的な問題なければ大きな不調を疑う。

Photo by Timothy Dykes on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。