相手に伝わらないのはなぜ?

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コミュニケーションは
キャッチボールと言われる。
言葉を投げかけ言葉を返す。
それがボールのように見えるからである。

ただ大切なことは見えないものに多い。
言葉はコミュニケーションのツールではない。
心を伝えるためのツールである。

そのため、心に対して
最低限知っておかないといけないことがある。
コミュニケーションは相手がいて、自分がいる。
人間はつい自分のことばかり考えがちだ。

だからこそコミュニケーションを取るときは、
まず相手を優先するぐらいでちょうど良い。
人として当たり前のことが
当たり前にできることは案外難しい。
しかしコミュニケーションは
それが表に出てしまうものである。

人の嫌がることはしない。
これが時間・あいさつ・身だしなみにつながる。
他人を大切にする。
自分の話ではなく季節や天気などの会話から、
相手の興味ある話をしやすい空気を作る。

また価値観に関わることは否定しないよう気をつける。
政治や宗教、お金の話などは考え方も様々。
そしてその人の価値観に関わるものは、
自分の意見を言うことは対立する危険がある。

そして相手の話を聴く
聴くことが大切とよく言われるが、
大切なのは相手の心を知ろうとすること。
相手の関心に関心を持つこと。
相手を知ろうと思うから、
会話は続き良好な関係を築くことができる。

伝えるということ

嫌がることをしない。
相手の話を聴くことで
関係性が作れたら、
そこから伝えるということが必要になる。

普段のコミュニケーションでは
相手と仲良くすることだけに
重きをおけば良いが、
仕事や討論になると
相手に伝えるというのが必要になってくる。

伝えるのに大切なのは気持ちである。
コミュニケーションを行うとき、
その気持ちを言葉にのせて相手に伝える。

言葉によって色々な表現ができる。
本などで書かれていることは、
こういったテクニックが多い。

しかし、テクニックだけだと言葉や表現が、
軽くなったり、嘘くさくなったり、
どこか相手の心に届きにくい。

俳優さんの演技がグッとくるのは、
やはりその言葉に気持ちが込められているから。
人に何かを伝えるためには、
自分がその気持ちをしっかり持っているか。
それにより自然と重みや深み、間の取り方が
表現されることになる。

自分の言葉でなく相手の言葉で

自分の気持ちを伝えるときにおいても、
相手のことを忘れてはいけない。
相手の心に届けることが大切なので、
自分が言ったかどうかではなく、
相手に伝わったかどうかが重要。

自分の言葉で話すというよりも、
相手の言葉を使って話す。

相手と話をしてきて
聴いてきた言葉の中から、
自分の気持ちをつなげていく。
そのほうが相手の心にはずっと届きやすい。

相手の知らない専門用語を使ったり、
相手とは違う表現で伝えた場合は、
相手の心に響くことは難しい。

自分のテリトリーに引き込むのではなく、
相手のテリトリーに主張せずに入る。
それが大切である。

伝えるのは言葉でなく心

相手の目は自分の目よりも厳しいものである。
言葉にならないなら、
その人はその程度しか考えていないと、
感じてしまうものである。

本当にしっかりと考えているならば、
堂々と自信を持ってはっきり言えるはず。
そう他人は考える。
自分が聴く立場だとそう考えるはずだ。

ただ実際に言葉にしようとすると、
なかなか難しい。
思うような言葉が出なかったり、
途中で詰まってしまったりする。
そういう時は自分の考えが、
はっきりとしていないと考えることができる。

考えがまとまっているかどうか知るには、
紙に書いてみると良い。
紙に書けるのであれば、
頭の中がある程度整理できている。

考えは言葉からできている。
少し試してみたいと思う。
自分の今の問題点を言葉なしで考えてみよう。
どうだろうか。
言葉なしで考えれるだろうか。

気づいたと思うが、
考えるということは、
実は言葉を使っているのである。
言葉がなければ考えることができない。
言葉を知らなければ、
考える幅が狭くなってしまう。
考える幅が狭くなれば、
選択肢は少なくなり、
悩みやすくなってしまう。

たくさんの文章を読み、
多くの言葉を増やす。
そして文章にしてみて、
考えが整理するか確認してみる。

自分の言葉と向かい合うこと、
それができることで言葉は力を持つ。
言葉はコミュニケーションの道具ではなく、
言葉を介して自分の心を伝えるものである。

まとめ

相手に伝えるために大切なのは、
言葉や表現でなく心である。
自分がしっかりと考えたことは、
自信を持ってまっすぐな言葉になる。

それは話し方や表現の仕方といった
表面的な部分が本質ではなく、
自分自身の言葉と
向き合うことによって生まれる。

相手に伝えることが目的なので、
何を話すかではなく、
何を伝えるかが大切である。

そのため自分のテリトリーに
相手を引き込むのではなく、
相手のテリトリーに主張せず入る。
相手の言葉を大切にしながら、
自分の言葉を伝える。

また伝えるのは言葉ではあるが、
言葉を介して自分の心を伝える。
話すときに自分の心が
伝えるべき心となっていなければ、
相手の心には伝わらないものである。

食べたものはカラダとなり、
聴いた言葉はココロとなる。
そして話した言葉はミライとなる。

自分が使う言葉を大切にすることは、
自分の心を大切にすることである。
そしてそれが他人を大切にすることに繋がり、
さらに自分を大切にすることにも繋がる。

今までの人生は今までの言葉で作られ、
これからの人生はこれからの言葉で作られる。

Photo by Cesar La Rosa on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。