デトックスって何?

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ちまたで「デトックス効果が・・・」
などという言葉をよく聞く。
実はデトックスそのものは医学用語ではない。
呼び名は解毒という意味のdetoxificationを
短縮させた言葉であり、
体内に溜まった毒素を
排出させるという意味合いがある。

しかし、英国のNHS(国民保険サービス)では、
デトックスに科学的な根拠はないとしている。
中毒症状などに対する医療行為以外の
デトックスというものの効果はあまりないとしている。

体は副腎機能が正常に働いていれば、
健康な生活をしている限り、
解毒する力を持っている。
健康的な食生活や軽い運動や急用などで、
肝臓・腎臓などの働きにより、
有害な物質を取り除く働きである。

よく言われるものの一つに岩盤浴がある。
「汗から悪い毒素が排出され健康になる。」
と言われるものであるが、
本当にそうなのだろうか。

体の毒素というのは
体内毒素と体外毒素に分かれるが、
体内毒素が最も多く約95%になる。
内訳では大便が全体の毒素の75%を程度で、
次に尿で20%程度となる。
体外毒素では約5%であるが、
この体外毒素の内訳は汗、皮脂、
呼気、皮膚、毛髪などである。

結局、いくら汗から毒素を排出しても、
便秘のままでは意味がない。
汗からの毒素排出は
全体の5%に過ぎないのである。

体の毒素を排出するのであれば、
まず腸内環境を整えることの方が、
間違いなく有効なのではないだろうか。

まとめ

デトックスとは体に溜まった毒素を排出すること。
ただし医学用語ではなく科学的根拠はない。
毒素を汗から排出できるのは全体のわずか5%未満。
大便の75%、尿の20%と比べると微々たるものである。
汗をかいて毒素の排出を考えるよりは、
腸内環境を整え、しっかりと排便することが大切である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。