膝の痛みの典型例

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膝の痛みでいくつかの典型例がある。
まず一般的なのが内側関節裂隙の疼痛。
そして2つ目が鵞足部の疼痛。
そして3つ目は腰由来からの疼痛である。

内側裂隙の疼痛は立脚初期から中期の
ラテラルスラストが原因である。
内反ストレスが関係する。
外反を促すことで対処できるので、
外反は大腿骨の内旋と下腿の外旋。
大腿骨の内旋を促すために、
内股を意識するように促すと良い。

鵞足の疼痛は縫工筋、薄筋、半腱様筋が、
過収縮した時に生じやすい。
また内側裂隙の疼痛をかばうために、
代償として内旋させることで生じることも多い。
この場合は先ほどの逆で外股を意識すれば良い。

この内側裂隙と鵞足の痛みは相反するもので、
内側裂隙の痛みを対処ために、
内股にすれば鵞足の疼痛が出現し、
また鵞足部の痛みを対処ために、
外股にすれば内側裂隙の疼痛が出現する。

仕組みを伝えて理解してもらうのはなかなか難しいので、
内股と外股でその時の痛くない方で
歩くのが一つの方法である。

そして3つ目は腰由来のものである。
膝の運動時ではないのに膝に疼痛が出現したり、
腰部の運動時に下肢に疼痛が出現するのが特徴である。
下部腰椎の過剰運動性に伴い
症状が出現することが多いので、
下部腰椎以外の周辺関節の可動域改善が、
運動連鎖を考えると重要なアプローチになる。

いずれにしても疼痛が出現する
運動方向を理解することが対処には重要である。
そして対処ためにも、運動連鎖を考慮して、
周辺関節の可動域の改善が有効である。
膝由来の内側関節裂隙や鵞足の痛みであれば、
股関節や足関節の可動域制限が重要である。
また腰由来の痛みであれば、
胸腰椎移行部や股関節の可動域制限が重要である。

まとめ

膝の痛みで典型的なものとしては3つある。
内側関節裂隙、鵞足、腰由来のものである。
内側裂隙の疼痛は内股。
鵞足部の疼痛は外股。
対処することが可能なことがある。

いずれにしても疼痛が出現する運動方向を
理解することが重要である。
また疼痛に対処するためには、
運動連鎖を考慮し周辺関節の
可動域改善が有効なことがある。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。