効果判定の種類

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患者が実感できる効果判定

アプローチをした時に
効果があったかどうか確認することは大切だ。
療法士が客観的に判定することも必要だが、
患者自身が効果が実感できることもより大切である。

特に初回の患者は
プログラム内容やスタッフとの関係性より、
効果を望む場合が多いとの報告1)もあり、
患者自身が効果が実感できることはとても大切である。

効果判定の特徴

効果を実感してもらう方法はいくつかある。
ただその患者さんに適した方法を選択することが重要である。
人によって得意な感覚と苦手な感覚がある。
目で見た方がわかりやすい人と
感覚で感じる方がわかりやすい人がいる。
感覚でも力が入りやすくなったという
アウトプットがわかりやすい人もいれば、
痛みや硬さが減ったというインプットが
わかりやすい人もいる。
ではそれぞれの効果判定の方法を説明する。

目で見る効果判定

これは可動域による変化を目で見て実感してもらう。
まずアプローチ前の可動域を確認し、
その角度を覚えてもらう。
次にアプローチ後に可動域を確認し、
その変化を実感してもらう。
痛みや筋の緊張に伴う可動域制限であれば、
目に見える変化がわかりやすい。
視覚情報が優位な人には特に有効である。
ただ関節包や筋膜による制限の場合は
目に見えるほどの可動域変化がないので、
その場合はあまり有効とは言えない。

体で感じるアウトプットの効果判定

次に体の感覚を利用する方法である。
力が入りやすくなったというアプトプットを
確認してもらうため筋力テストを用いる。
筋は過緊張したり緩み過ぎていると出力が低下する。
アプローチ前に筋出力が低下している状態を確認できれば、
アプローチ後に筋出力の変化が実感できればよい。
痛みがない場合や筋の過緊張による変化には有効である。
どちらかというと筋肉量の多い男性に向いている。
筋力テストの際に療法士の抵抗を弱くしたのでは?
と疑われることもある。

体で感じるインプットの効果判定

最後に体のインプットの感覚を利用する方法である。
アプローチ前に筋をつかむようにして、
軽く疼痛を誘発するとともに硬さも感じてもらう。
アプローチ後にもう一度筋をつかみ、
先ほどの疼痛と比べたり硬さの変化を感じてもらう。
どちらかというと感覚が優位な女性に向いている。

まとめ

効果判定を患者に実感してもらうには様々な方法がある。
患者の感覚に合わない方法で行うと、
「?」となるので日頃のコミュニケーションから、
患者がどの感覚が優位なのかを把握しておくとよい。

視覚優位な人は見たもののことを話すことが多く、
目力が強く、早口な人が多い。

また感覚のアウトプット優位な人は、
筋肉量が多く男性的な特徴が強い。
繊細な感覚や細かな内容は苦手なことが多い。

インプット優位な人は痩せ型で、
感覚的な言語を好んで用いる。
感覚も非常に繊細なので不定愁訴が多いように
取られることも多い。

患者にあった効果判定で変化を実感することで、
自信を向上してもらったり、
セルフエクササイズの効果を実感してもらうことができる。
これだけでも気分の改善や、
モチベーションの維持や向上に大きく関わる。

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1)大工谷新一:外来理学療法の意義と今後の在り方.理学療法ジャーナル:46-675-681

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。