筋の可動域制限の3つの要因

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可動域制限の中でも筋による制限は割合が大きい。
この筋による可動域制限は細かく分けると、
3つの要素に分類できる。

この3つの要素は直列弾性要素と、
並列弾性要素、収縮要素によるものである。
ではそれぞれについて説明する。

直列弾性要素

筋と腱の弾性要素が含まれる。
筋フィラメント、コネクチン弾性、
クロスブリッジも含まれる。
一定方向の線維の硬さである。

並列弾性要素

水分やプロテオグリカンはダッシュポッドを示す。
また結合組織の弾性は筋膜、血管、
筋小胞体、細胞膜が含まれる。
水分やプリテオグリカンなどの
内部での変化とともに
網目状の線維の硬さが含まれる。
直列弾性要素と比べ抵抗は柔らかい。

収縮要素

収縮要素は神経による
筋の収縮による要素である。
直列弾性要素と並列弾性要素は、
物理的なバリアーを指す。
それに対し収縮要素は神経的なバリアーを指す。

まとめ

これら3つの要素が筋の可動域制限の要因になる。
一定方向の線維の硬さが直列弾性要素。
網目状の線維の硬さ(液体の要素含む)が並列弾性要素。
そして神経を介して収縮する要素が収縮要素。
このように物理的なバリアーと
神経的なバリアーが絡みあう。

可動域制限の早期では収縮要素の影響が強く、
徐々に並列弾性要素の影響、
そして時間が経つほど直列弾性要素の影響が大きくなる。
時間が経つほど改善が強固に難しくなる理由はここにある。

筋の可動域制限はアプローチ頻度が多い。
何に対してアプローチしているのか理解することは、
療法士として重要なのではないだろうか。

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4 件のコメント

  • 田端 剛士 より:

    質問です                                            可動域制限の早期では収縮要素の影響が強く、
    徐々に並列弾性要素の影響、
    そして時間が経つほど直列弾性要素の影響が大きくなる。

    とありますが収縮要素、並列弾性要素、直列弾性要素はそれぞれどれ位の時間で発生するものなのですか?
    筋肉の大きさにもよるのでしょうか?

    • 藤原 大輔 より:

      質問ありがとうございます。
      一つのポイントとして4週間と言われています。
      4週間以内であれば柔らかいもの要素が強く関わるため、
      収縮要素と並列弾性要素の影響が大きいと言われます。
      そして4週以降になるとより硬い線維である
      直列弾性要素が関係しやすくなります。
      ご指摘の通り、どの筋肉かや個体差の影響は大きいので、
      あくまで目安として考えていけば良いのではないでしょうか。

      沖田実先生の『関節可動域制限-病態の理解と治療の考え方』
      が参考になると思います。

      • 田端 剛士 より:

        返事が遅くなり申し訳ありません。
        ブログを見失っておりました。
        ご丁寧に返信していただき有難うございます。

        買って読んでみます。

        • 藤原 大輔 より:

          ブログ見つけてもらえて良かったです^^
          またよろしくお願いします。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。