組織の成長には段階がある

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チームとは個人の責任ではなく、
共通の目標達成のための
連帯責任に意識を向けることが重要になる。

マズローとアルダーファの欲求の段階

アブラハム・マズローの欲求の5段階説があるが、
生理的、安全、社会的、尊厳、自己実現と
段階的に欲求は満たされる。

マズローの欲求の5段階説を、
その後アルダーファが3つに修正、集約している。
生存・関係・成長の3つだが、
生存は飢え・賃金・労働条件など
関係は近しい人との友好な関係
成長は創造的・生産的な影響と段階が上がる。

チームの成長段階

チームの成長も段階があり、
欲求の段階に近いものがある。

はじめは利己的で内に閉じた状態。
やる気は単発で反応的な外発的動機付け。
それが徐々に利他的で外に開いた状態になり、
やる気は持続的で意識的なものに変わる。

はじめはレベル1では個々がバラバラ。
ただお金のため・生きるための組織。
お互いを知り役割ができていくとが大切。

レベル2は付き合いを大切にする。
人との関係である承認欲求が出てくる。
お互いをより理解することで交流が深まる。

レベル3はより高めたい深めたいという、
成長に意識を向けてくる。
チームで達成することを実感する。
業績や結果を捉えないことが大切。

レベル4は共感しもっと繋がりたい。
分かち合いたいという感覚が出ていくる。
より難しい課題をチームで達成する。
もっと高い目標をチームで
達成したいと感じればさらに良い。

レベル5は使命感があり主体的なチーム。
おおいなる目標を共有している。
このチームならすごいことが出来そう。
最高のチームだと感じる。

このようにチームの成長には段階があり、
その段階に合わせたアプローチが必要になる。

まとめ

リスクが気になるときは利己的になる。
生存が保証されてはじめて関係性を築く。
自分のためだとモチベーションは続かないが、
徐々に他者のために利他的になることで、
やる気が持続的なものになり、
そして成長するために進んでいく。

仕事は個人の成長も大切であるが、
それ以上に大切なのがチームでの成長である。
個人個人の感情である欲求が徐々に大きなものになり、
やがてチームとしてのレベルも高いものになっていく。
それに伴い目標や対処も変化していく。
理想も大切であるが、まず今の段階を知ることで
いま必要な課題が明確になるのではないだろうか。

1)岡野守也 『トランスパーソナル心理学』 青土社,2000年,増補新版,83頁
2)Hoffman, E. (1999). The right to be human: a biography of Abraham
 Maslow (2nd ed.). New York: McGraw-Hill.
3)Sommers & Satel (2006), p. 74 & passim in chapter 2
 Keith E Rice,”Hierarchy of Needs”, Integrated Sociopsychology,
 9/12/12
4)Kress, Oliver (1993). “A new approach to cognitive development:
 ontogenesis and the process of initiation”. Evolution and Cognition
 2(4):319-332.
5)Wahba, M.A. & Bridwell, L. G. (1976). Maslow Reconsidered:
 A Review of Research on the Need Hierarchy Theory.
 Organizational Behavior and Human Performance 15,
 212-240

Photo by rawpixel on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。