疼痛疾患における目標設定

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痛みのある患者の進め方としては、
短期的には痛みの軽減を目標にしていく。

回復よりも悪化のほうが影響は強いので、
まずはそこを理解してもらう。
回復は徐々にゆっくりと進む。
それに対して悪化は一気に生じ、
しばらくの間影響が続いてしまう。
よって悪化をいかに食い止めるかが大切になる。

また悪化するときには
どの動作やどの姿勢が
症状の悪化に関わっているのか
具体的にしていくことが大切である。
同一肢位が続いたり、
同じ動作の繰り返しなどがそれにあたる。

痛みが出る筋や関節に視点が向くと思うが、
痛みが出る部位以外の体の硬さが重要である。
姿勢や動作は頭の先から足の先まですべてが動いて
作られていくものだからである。
よって体の硬さがあれば
動作や姿勢に偏りを生じさせてしまう。
胸椎が硬ければ頸椎や腰椎は過剰に運動し、
負担になりやすくなるし、
股関節が硬ければ膝や腰は過剰な運動し、
負担をかけやすくなる。

痛み部位だけを問題の焦点にするのではなく、
動きとして他の関節との繋がりを考え
アプローチしていくことが大切である。

長期的には療法士のアプローチなしで
症状の出ない範囲での使い方ができることが目標である。
評価と治療の考え方

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。