肩関節周囲炎での促通筋と抑制筋

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肩関節周囲炎での促通筋と抑制筋肩関節周囲炎は非常に一般的な疾患である。
有痛性の疾患であるとともに、
疼痛が軽減した後は可動域制限が主症状となる。
肩関節の代償的な動作が残ることも多い。

肩関節の代償動作として多いのが、
肩甲骨による代償である。
例えば肩関節の外転をするときに、
肩甲骨の挙上が起こるなどである。

この時、肩周囲の筋は
どういった働きになっているのだろうか。

肩甲骨の挙上を抑制

肩甲骨の挙上に関わる筋は、
僧帽筋上部線維、菱形筋、三角筋になる。
要するにこれらの筋を抑制する必要がある。
では促通すべき筋は何になるだろうか。

肩甲骨の下制と上方回旋を促通

肩甲骨の下制には僧帽筋下部線維。
肩甲骨の上方回旋には広背筋と前鋸筋になる。
要するにこれらの筋を促通する必要がある。

動かすことの必要性

肩関節周囲炎は疼痛が強い時期があり、
その時期には痛みのため、
思うように動かすことができない。
そしてそれが習慣化されてしまうと
不動により拘縮をさらに進める。
関節包内には関節液があり、
不動になると滑液還流が低下し、
ムチンによる粘性上昇、関節包の拘縮を招く。
よって動かすことは非常に重要になる。

まとめ

肩関節周囲炎は疼痛の軽減ととともに、
動かす必要がある。
特に代償動作が習慣化されていることも多く、
肩甲骨による代償を防ぐことが大切である。
それには肩甲骨を挙上する筋である
僧帽筋上部線維、菱形筋、三角筋を抑制する必要がある。
また肩甲骨を下制する筋である僧帽筋下部線維、
肩甲骨を上方回旋する
広背筋と前鋸筋を促通する必要がある。
動かすことは関節包の
さらなる拘縮を防ぐためにも重要である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。