病期とエンドフィール

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病期の判断は患者の運動量の調整には
非常に重要である。
その病期を探るための手掛かりとして、
エンドフィールを用いることもできる。

関節の最終域で療法士の感じる感覚を
エンドフィールと呼ぶのだが、
その感覚の違いを利用する。

急性期

急性期では少しの動きでも痛みが出現し、
抵抗感を感じるより前に筋により
ブロックされる感じがある。
これは筋スパズムによるものだが、
これが関節運動の早い段階で生じる場合は
急性期である可能性が高い。
またGrimace signというしかめ面が、
患者の表情に認められることも特徴である。

亜急性期前半

亜急性期前半でも急性期と同じく、
Grimace signは出現する。
可動範囲は急性期よりも増加し、
筋スパズムの低下に伴い筋のブロックは低下する。
この筋スパズムの強さと可動範囲は、
改善傾向か悪化しているかの判断にも用いることができる。
急性期から亜急性期前半は
過度な運動は悪化の要因となるため、
運動量の調節の目安として注意が必要である。

亜急性期後半

亜急性期後半になると痛みは大幅に減少し、
Grimace signは消失する。
可動範囲も増加しエンドフィールにも変化が認められる。
急性期と亜急性期前半では
痛みによって可動範囲が制限されていたが、
亜急性期後半では抵抗感で止まる感じに変わる。
この時期は可動範囲を改善させることが重要な時期であり、
軟部組織や関節包などの柔軟性を向上させていく。
傷んだところは修復されてきているが、
柔軟性が低下してい状態である。

安定期

安定期に入ると痛みはほとんどなくなり、
可動範囲もさらに拡大してくる。
うまく活動性が向上すれば抵抗感も減少し、
動かすことの可能な範囲はさらに増加してくる。

まとめ

エンドフィールを用いることにより、
これらの特徴を押さえていけば
病期を予測することができる。
これを有効に用いることができれば、
回復の経過が順調かどうかの確認が可能となり、
運動量の調整の指導も
的確に行えるようになるのではないだろうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。