脊椎のカーブとアプローチ

広告

Pocket

脊椎は負担を軽減させるためS字のカーブを描き、
3つの彎曲を作る。
頸椎の前彎、胸椎の後彎、
腰椎の前彎がこれにあたる。
ただ矢状面で彎曲を作ることができない場合は、
前額面の彎曲を作る。これがいわゆる側彎である。

矢状面のS字彎曲と比べ不利ではあるが、
彎曲がある方が負担の分散には有効なためである。
しかしこの側彎は胸腰椎移行部の可動性が重要である。

胸椎の可動性が困難な場合は、
側彎を作ることができないので、
S字彎曲が作れず、
極端にどちらかに曲がった肢位をとる。
いわゆるC字の形をとることになり、
カーブの頂点に荷重が集中し、
疼痛の原因となる。

カパンディによると
脊椎の圧力強度は彎曲の数に依存するため、
彎曲が3つと比べ彎曲が1つになると、
約5倍の強度の差が生じることになる。

アプローチを考えていく上では、
C字彎曲の場合は
胸腰椎移行部の可動性の改善が先決であり、
側弯の場合は疼痛側の下部腰椎の可動性とともに、
上部胸椎は反対側の可動性の改善が必要である。

まとめ

脊椎はS字カーブを描くことで、
3つのカーブを作り出す。
矢状面での彎曲が理想的であるが、
困難な場合は側彎により前額面での彎曲を作る。
しかし胸腰椎移行部の可動性が低い場合は、
前額面で側彎が取れない場合は、
C字彎曲により対応することになる。

アプローチを考えていく上では、
C字彎曲の場合は
胸腰椎移行部の可動性の改善が先決であり、
側弯の場合は疼痛側の下部腰椎の可動性とともに、
上部胸椎は反対側の可動性の改善が必要である。

広告

ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。