座位と腰痛

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座位時間が長くなると、
肩こりや腰痛が出てくることは多い。
患者としては何もしていないのに、
調子が悪くなることに疑問点を持つ。

では座位時間が長くなることによって、
カラダの中で何が起きているのであろうか。

座位姿勢では負担のかかっている部分がある。
座っている人を横から見たときに、
曲がっている部分が負担のかかりやすい部分になる。

主に曲がりやすい部分とは、
下部頚椎、胸腰椎移行部ではないだろうか。
姿勢が良いとこれらの曲がり具合は小さくなり、
姿勢が悪いとこれらの曲がり具合は大きくなる。

下部頚椎でいうと頭部の重みが
かかっているのが理解しやすい。
頭部は意外に重く体重の1割程度と言われる。
体重が50kgの人であれば
頭の重たさは5kg程度となる。

シーソーをイメージしてもらうと、
シーソーの真ん中に座ると重みは小さく、
端に座ると重みは大きくなる。
頭が前に位置すると下部頚椎と頭の位置は遠くになり、
そのぶん頭の重みは大きくなる。
頭部の位置が7.5cm前に出るだけで、
頭部の重さを含めて約20kgの負担が頸にかかると言われる。

重みのかかっている部分は
曲がった姿勢のまま硬くなる。
要するに下部頚椎と胸腰椎移行部は
屈曲して硬まり、伸展制限が生じる。
伸展制限が生じた状態で伸展させようとすると、
他の関節が過剰な進展が強いられることになる。
多くの場合は下部腰椎が過剰な進展となり、
疼痛を誘発する因子となる。

まとめ

長時間の座位では
曲がっている部分が負担のかかりやすい部分になる。
この負担のかかっている部分は
その姿勢のまま硬くなりやすくなる。
要するに屈曲して硬くなるので伸展制限が生じる。
この可動域制限が脊椎運動を妨げる原因となり、
運動機能を障害してしまうことになる。
同一姿勢を避け、定期的に体を動かすことが大切である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。