心の中を透視

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相手の心の中はなかなかわからない。
サービス業で重要なことは
相手のニーズに答えることである。

しかしニーズというのは
なかなか言語化されないことも多い。
こちらの質問により明確になったり、
また相手の言葉以外の要素から
読み取っていく必要がある。

では言葉以外のものからの読み取りとは、
どういったものになるのだろうか。

目-心を映す鏡-

目は心を映す鏡である。
脳の働きと眼球運動は繋がりを持つ。
視覚情報を引き出す時には
眼球は上方を向きやすく、
聴覚情報を引き出す時には側方を向きやすい。

疲れていると眼瞼は下垂し、
相手に嫌悪や警戒があると目を細める。
また興味や関心があれば、
目は開き涙の量も増えるため
キラキラして見える。
好意があれば瞳孔は開く。

目は口ほどに物を言う。
相手の目は相手の心を映している。

口-無言で語る-

口は無言で語る。
何も話していなくても、
口はその人の心を語っている。

口元が緩んでいたり、
笑みを浮かべているときは、
興味・関心・好意などを示していることが多い。

ただ笑みは大人になると、
愛想笑いという形で現れることもある。
それなりに相手に対して
気を使うことができる人であったり、
心の余裕があることが推測されるが、
実際の気持ちはわからない。

そういった時は、会話が終わった直後の
表情の変化を確認すると良い。
愛想笑いであったら、
会話の直後にすっと笑顔が消える。
しかし、本当の笑みであれば自然に
緩やかに笑顔が消える。

そして拒否や抵抗などの心理がある場合は、
口元は結ぶ仕草となる。

手-環境との繋がり-

手というのも無意識に心理を表す。
気持ちが落ち着いていない時は、
手を過剰に動かす。

指を動かしたり、
もう一方の手で触ったり。
何かを触ることで、
不安を軽減させようとする。

髪を触ったり、顔の一部を触ったり、
何かに触れることで
安心感を得ようとしているので、
要するに不安な心理の表れでもある。

腕組みしたり、ポケットに手を入れるのは、
自分の気持ちを隠そうとする仕草である。
無関心や興味がない場合や、
自分の気持ちを悟られないようにする仕草でもある。

足-意識の方向を示す-

足は体の中では最も離れた部位になる。
そのため意識が向きにくく、
逆にいうと本音が見やすい部分でもある。

よくおしゃれは足元からと言われるが、
意識が向きにくいからこそ、
清潔感があるかどうかや、
細かな配慮ができるかが足元である靴に現れる。

顔や上半身がこちらに向いていても、
意識が別に向いている場合は、
足はその方向に向いている。

コンパなどでこちらに愛想していても、
意中の相手の方に足が向いていたら、
残念ながら諦めたほうがいい。

まとめ

心は必ずしも言葉として表出されない。
言葉を鵜呑みにしていたら、
コミュニケーションはうまくいかないだろう。

また身体の仕草は個人差も大きいため、
日頃のその人をしっかりと見ていなければ、
ニュートラルとの違いを区別できないだろう。

相手とコミュニケーションをとるということは、
まず相手に関心を持つことが必要である。
身体の変化をしっかりと観察することは、
相手の気持ちに関心を持たなければ無理である。

ただあまりじっくり見てしまうのは、
威嚇の仕草となるため、
さり気なく、悟られないように、
相手を包み込むような気持ちで。

相手を見ないということは相手に興味がないか、
嫌悪感を示している仕草。
相手を見すぎるのはこちらが不安か、
相手をコントロールしようとしているか。

まずは相手の仕草の中で、
気持ちが開いているか閉じているか。
それを確認するところであればわかりやすい。

こういった意識でコミュニケーションをとっていけば、
今まで気づかなかった人々の心の変化と仕草が、
驚くように感じ取れてくるのではないだろうか。

ぜひこれを知った上で、
たくさんの人を喜ばせるそんな関わり方を
していけたら良いのではないだろうか。

Photo by Yegide Matthews on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。