上腕二頭筋の過緊張の緩和

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上腕二頭筋の過緊張

上腕二頭筋はよく緊張しやすいところで知られる。
そして痛みも出現しやすい。
上腕二頭筋長頭腱などが炎症を起こすと、
非常に痛みも強く有痛性の運動制限を生じてしまう。
上腕二頭筋の過緊張は
実は上腕二頭筋そのものが問題でないことも多い。

胸肋関節と肋間筋によるもの

前胸部の胸肋関節や肋間筋の
副運動の低下や過緊張が原因となることもある。
胸肋関節や肋間筋は大胸筋や小胸筋など
前胸部の過緊張の原因となる。
そしてその大胸筋や小胸筋の前胸部の筋膜は、
上腕二頭筋の筋膜を伸張することで
上腕二頭筋の過緊張を誘発する。
日常生活では猫背の姿勢や肺の症状などが原因となりやすい。

手根骨によるもの

また末梢からの筋膜では手根骨の影響を受けることもある。
特に橈側の月状骨・舟状骨・小菱形骨・有頭骨などの
手根骨の副運動低下は手根骨周辺の筋膜を緊張させ、
上腕二頭筋の筋膜を伸張する。
そしてその筋膜の伸張が
上腕二頭筋を緊張させる原因となる。
日常生活ではパソコンやスマホの使いすぎや、
細かな手作業、草抜きなどが原因となりやすい。

下部頚椎によるもの

下部頚椎の椎間関節は副運動の低下を生じやすい。
そしてその下部頚椎の椎間関節の副運動低下は、
椎間関節周辺の筋膜を緊張させる原因となる。
椎間関節周辺の筋膜が背部から前面の筋膜を伸張し、
上腕二頭筋の筋膜が緊張することで
上腕二頭筋も過緊張を生じる。
日常生活では頭が長期間下向きに
なっていることが原因となりやすい。
読書や携帯の使いすぎや、
座ったまま寝てしまった時、
落ち込んでうつむき気味の時などが
関係することが多い。

まとめ

筋膜のつながりを考えると、
原因が違うところにあることも評価できるようになる。
またそこから日常生活の影響が見えてくるため、
生活指導にもスムーズに移行することができる。
広い視野で問題を見ていくには
必要不可欠なツールとなるかもしれない。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。