現実的対処と精神的対処

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アプローチをしていく上で、
身体的な改善とともに
精神面が問題になることも少なくない。

精神的な不安があると、
身体的な改善があっても本人の主観では
良くなった気がしない。
また改善も思うようにいかないこともある。

精神的な不安は交感神経を優位にし、
ストレスホルモンの影響も合わさり、
神経系、内臓系、筋骨格系に悪影響を及ぼす。

末梢血管の収縮や筋の過緊張は、
組織の再生システムの阻害因子となる。
ではその不安に対して
どのように対応すれば良いのだろうか。

不安に対しては具体化していくことが
まず必要不可欠である。
自分の体は何が起きているのか。
どれくらいで良くなるのか。
どうすればいいのか。
こういったことが不安になりやすい。
自分自身でも不安の内容がわからない場合もあるため、
こちらが言語化し具体的にしていくのも有効である。

具体化できたら次にどうすれば良いか。
対処が可能なものであれば現実的な対処。
対処が不可能なものであれば精神的な対処を行う。

現実的な対処とはいわゆる行動療法になるのだが、
具体的に行動を行うことで対処していく。
その中で同じことをしていて効果がない場合は、
行動を変化させることやり方を変えることを提案する。
どうすれば良くなるかというのは様々な要素が関係するため、
方程式を導き出すことは困難な場合が多い。
そのためやり方を変え、
効果を判定し効果のあるものを選択する方法をとる。

精神的な対処とはいわゆる認知療法になるのだが、
視点を変えることで精神的なストレスを軽減する。
多くの場合、人の視点は自分中心で
悲観的な視点をとると悩む状態に陥る。
同じ事柄であっても、視点を変えることで
楽観的な視点を持つこともできる。
同じ事柄でも楽観的な人はどう考えるのだろう。
そうして視点を変えることで
悪いこともよく考えることもできる。
ただこうした提案は理屈どおりにはいかない。
相手の感情やタイミング、
こちらの話の持っていきかたなど、
非常に繊細なテクニックが必要なってくる。

まとめ

身体的な改善とともに
精神的な改善も考える必要がある。
精神的な不安は身体的にも改善を阻害する。
現実的に対処が可能であれば、
具体的に行動を変える行動療法に重きを置き、
対処が不可能なものであれば、
視点を変える認知療法に重きを置くことになる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。