姿勢と呼吸

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姿勢が大切なことは誰もが知っていることである。
その影響の一つに呼吸との関わりがある。
姿勢が呼吸や運動耐久性に関係する報告もある1)。

呼吸は1分間で12〜18回。
1日あたりでは25000回にも及ぶ。
呼吸に伴い酸素を摂取し、
二酸化炭素を排出することは周知の事実である。

吸気の時には外肋間筋と横隔膜が収縮し、
呼気の時には内肋間筋と腹横筋が収縮する。

しかし、猫背や巻き肩など姿勢不良になることで、
胸椎や肋骨の可動制限が生じることで、
呼吸に影響が生じてくる。

症状としては呼吸が浅く速くなるので、
頻呼吸や頻脈、不整脈などが生じる。
また酸素不足からチアノーゼや
脳の酸素量減少に伴い不穏や興奮そして見当識障害など、
脳機能の軽度の低下が生じる。

まとめ

姿勢が悪いと胸椎や肋骨の可動性低下とともに、
呼吸に影響が生じてしまう。
呼吸による問題はそれを代償するために、
頻呼吸や頻脈などが生じる。
また酸素量の減少に関わり、
脳機能の低下が生じ、
不穏や興奮などの気分に関わる部分の障害や、
見当識障害なども生じてしまう。

姿勢が脳の機能や気分に関わってくることは、
繋がりがわかりにくいところである。
実際に姿勢が悪い人と良い人だと、
感じの良さや印象は大きく違う。
これは気分や脳機能の関係から、
余裕がない人は害を与える可能性があると、
本能的に感じているのかもしれない。
自らの姿勢も常に意識していきたいものである。

1)草苅佳子,他:円背姿勢が呼吸循環反応ならびに運動耐容能に及ぼす影響.
理学療法科学18:187-191,2003

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。