姿勢と調節

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姿勢を調節するのは難しい。
姿勢というのは普通は意識することがない。
「今、自分は左に50g体重が多くかかりながら、
首は右に6°傾いている。」
とか意識に上がっていたら
何も他に頭に入らなくなる。

姿勢は皮質下で反射が働き、
早い反応で大きな動きはここで生じる。
高次脳機能では予期的姿勢調節(APA)が働き
予測とともに詳細な調整が行われる。
この2重調整で姿勢は維持されているのだが、
無意識下で行われているので、
これが調整の難しい理由である。

身体としては痛みを出すことで、
意識での調節を依頼している形になる。
「その姿勢は腰にキツイよ。」
「この動きを繰り返すと肩がやばいよ。」
おそらく身体の痛みの意味は
こういったことを伝えたいのだと考えられる。

痛みは姿勢に意識をさせるきっかけを作っている。
「今の姿勢、今の動きはここが悪くなるよ。」
身体はこういったシグナルを出している。
痛みの手前には違和感や重たさ、
つっぱり感などの症状がそれに当たる。

身体に痛みがある場合は
身体が悪いと思いがちであるが、
実際にはその姿勢や動きなどの
身体の使い方が悪い状態である。

まとめ

姿勢は皮質下による姿勢反射や反応と
高次脳による予期的姿勢調節(APA)の二重で調節される。
これらは無意識で行われるため、
姿勢を意識することが難しいことになる。
痛みは姿勢に対して意識をさせるきっかけになる。
「今の姿勢、今の動きはここが悪くなるよ。」
といったシグナルなので、
身体が悪いと思うのではなく、
身体の使い方を見直すことが大切である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。