問題点の概要

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問題点の概要を確認していく。
まずはコミュニケーションの中から不安なこと、
そして困っていることを確認して
具体的に問題のある能力を確認していく。

問題のある能力が具体的になれば、
次はその能力のより細かな条件を確認していく。
どんな方法を用いた動作なのか。
道具を使ってカバーすることは可能なのか。
どのくらいの時間が必要なのか。
休憩は取ることができるのか。
距離はどのくらいなのか。
この能力の細かな条件を把握することは
その後の目標を決定するために大切である。
これにより患者のデマンドと仮の目標設定が明確になる。

例えば「うまく歩けない」という訴えがあるとする。
この患者は近所の孫に会いに行くことが、
生活の中でとても大切な時間だと言う。
近所の孫までの距離は500m。
途中座るなど休憩できる場所はない。
車の通りは少なく、横断歩道を渡ることなどはない。
杖を使うことに抵抗はなく、
とにかく孫のところまで歩くことができたら良いとのこと。
ここまでの条件が確認できて初めて目標が明確になる。
長期目標を「500m連続杖歩行の獲得」と設定し、
短期目標はそれを刻み
まずは「100m連続杖歩行の獲得」などと設定する。
これで仮の目標設定が決まった。
あとはその目標が可能なものかどうなのか。
機能評価によって明らかにしていく。

その目標設定に必要な能力は
どういった阻害因子が関係するのか。
それを機能評価によって確認していく、
痛み・可動性・筋力・心因性の順に
機能低下な問題を明確にしていく。
これにより改善できるものとできないものが明確になる。

そしてニーズが把握できたことで
仮の目標設定を修正し、
現実的な目標設定が確定することになる。
問題点の概要

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。