神経の適応と筋肥大

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筋力の増加には時間がかかる。
そしてその期間によって、
変化する部分が変わってくる。

大きく分けると筋力の増加には、
神経の適応と筋肥大の二つの要素からなる。

神経の適応は運動神経が筋肉にシグナルを伝達すること。
それに伴い参加する筋線維が増加したり、
神経シグナル速度が増加したりする。

筋肥大は速筋が中心に筋線維1本1本が太くなったり、
サテライト細胞の働きで、
筋線維と融合し新たな線維を増やしたりする。

運動開始の初期4週間までは神経の適応がメインであるが、
運動開始の後期4週間からは筋肥大がメインとなる。

割合としては
2週間で神経適応が80〜90%、筋肥大が10〜20%。
4週間で神経適応が50~40%、筋肥大が50~60%。
6週間で神経適応が20〜30%、筋肥大が70~80%。
8週間で神経適応が 0~10%、筋肥大が90~100%。
というふうに変化していく。

よって筋がある程度肥大するのには時間がかかるが、
早期から神経適応が期待できる。
このあたりは高齢者においてもある程度の、
筋力の向上が期待できるとも言える。

まとめ

筋力の増加には神経適応と筋肥大の二つの要素がある。
4週以前は神経適応の割合が多く、
4週以後は筋肥大の割合が多い。

神経適応の効果を考えると、
高齢者でも早期である程度の
筋力向上が期待できると考えられる。

Moritani,de Vries,1980

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。