運動連鎖とアプローチ

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運動機能障害を考える上で、
運動連鎖を考慮することは必要不可欠である。
痛みのある局所の病期が急性期かどうか。
急性期ならば時間の経過が必要である。

では運動療法として
特にすることがないのかというとそうではない。
その局所の部位が問題を生じる理由は
そこだけの問題に限らない。
痛みがある関節は過剰な運動ストレスが生じており、
そうなる理由はその周囲の関節の状態が関わってくる。

例えば第5腰椎の運動時痛があるとする。
症状は椅子から立ち上がった時から
出現したとのことだが、
今まではそんな症状はなかったらしい。
今までそんな症状がなかったのに症状が出てくる理由、
それは他の関節の影響が関係する。
座位時間が長くなると胸腰椎移行部や
股関節は屈曲位をとり続ける。
時間が長くなると関節はその肢位で硬くなるので、
立ち上がるときには伸展可動域が制限される。
その結果、第5腰椎の過剰な伸展が生じ、
それが症状が出現した理由とも考えられる。

局所の疼痛が炎症期であっても、
周辺の関節の可動域制限があれば
改善しておく必要がある。
周辺関節の可動域制限が局所の疼痛の原因であり、
また周辺関節の可動域制限を改善することで、
局所の関節運動を減少させ、
症状の悪化を防ぐことにもつながる。

まとめ

局所の疼痛の訴えがあっても、
評価としては周辺関節の可動域制限も重要である。
疼痛が出現する原因でもあり、
局所の関節運動を減少させ、
症状の悪化を防ぐことにもつながるためである。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。