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うつとアパシー

なんだか思うように体が動かない。
やる気が出てこない。
そんなことは誰にでもあるのではないだろうか。

気持ちもなんだか前向きになれず、
これってもしかしてうつじゃないか?

そんなことを思うこともあるかもしれない。
うつは将来に対する不安があり、
落ち込みとともに意欲が減少することが多い。

しかし特に将来に対しては、
そんなに興味がない。
というか気にしていない。
まあ気にしていないといったら嘘になるが、
そこまで重要視していない。
けれどなんだかやる気が出てこない。
こういった状態はアパシーかもしれない。

アパシーとは

うつはアパシーと似ているのだが、
やる気が出ず自分で動こうとしない点は同じだが、
将来に対し不安はない。
また気分の落ち込む原因以外では、
積極的に行動を起こすので似ているようで違う。

アパシーは誰にでも起こりやすい。
1番影響として大きいのがストレス。
勝ち負けにこだわりを持つ若い男性に多い。

そしてこのアパシーは何が起きているかというと
実は前頭葉の働きが落ちている状態である。

前頭葉の働き

前頭葉は意欲や判断力、
行動に対する抑制といった
人間らしさに関わる機能がある。

前頭葉の機能が減少すれば、
机上の知識は保たれる反面、
実生活の行動と判断力が低下する。

前頭葉は部位によって働きが分かれるが、
計画に関わるDLPFC(背外側前頭前皮質)
自発的な行動に関わるMPFC(内側前頭前皮質)
情動に関わるOFC(眼窩前頭皮質)

これらが総合的に働くことで、
目標に向けた行動を起こすことができる。
働く順番としては、
情動が生じて、計画を立て、自発的行動を起こすので、
情動OFC→計画DLPFC→自発的行動MPFCとなる。

アパシーの対処は

さてアパシーの原因はストレスであるが、
通常ストレスの対処は、
「そのこと自体を忘れる」か
「内容を具体的にして解決する」で処理するが、
ストレスが大きすぎると、
脳は対処しきれなくなってブレーカーを落とす。

これも脳を守る仕組みの一つであるが、
あまりに働かない状態が続くのは、
少し厄介である。

そういった時に自らで脳を守ってやることも大切である。
対処としては
・健康管理をする
・自己暗示で自信を持つ
・理想と違っても気にしない
・よく笑う

まず「健康管理をする」から説明する。
やはり体の調子が悪いと脳も働かない。

しっかり眠り、質の良い食事をとり、
適度に体を動かす。
これは健康の基本であるが、
基本ほど疎かになっていることは多い。

体の調子が良ければ少々のストレスも、
跳ね返すことができるが、
体の調子が悪ければ少しのストレスでも、
影響を受けてしまうものである。

「自己暗示で自信を持つ」は、
思い込みは大切ということである。
自信なんてものは根拠のないものがほとんどで、
自分の成功体験から生じるもの。
うまくいったときのことを思い出し、
自分で自分のことを信じてあげるのは、
とても大切なことである。

「理想と違っても気にしない」は、
人はつい期待をしてしまうものである。
でも現実には期待どおりにいくことの方が少ない。
理想を持つことは悪いことではないが、
うまくいかなくても、
まあそんなものだと割り切るのも一つの方法である。

「よく笑う」笑う門には福来たるである。
笑いというのはすごいもので、
面白いから笑うのであるが、
笑うことで面白くなるというのもある。

笑う癖がついてしまえば、
なんでも面白く思え、
少々のことも大したことないように思えてしまう。

またよく笑う人に自然と人は集まるもので、
多くの人が支えてくれ、
多くの人が助けてくれる。

笑うことは自分にも人にも、
ものすごい力を与えてくれるものである。

まとめ

なんだかやる気が出ないけど、
将来に対して不安があるわけではない。
落ち込む原因以外では動けるのに・・・。
そんな時はうつというよりもアパシーかもしれない。

アパシーは前頭葉の機能が低下している状態で、
ストレスに対して対応できていない。
多大なストレスに対し、
ブレーカーを落とすことで脳を守っているとも言える。

ストレスの対処は「そのこと自体を忘れる」
「内容を具体的にして解決する」の二つだが、
それがうまくいかない場合がある。

そういう時は
・健康管理をする
・自己暗示で自信を持つ
・理想と違っても気にしない
・よく笑う

というのが有効である。
前頭葉の状態を良好に保つには、
ストレスから避けることも大切だが、
そのストレスに対応できる
脳の状態にすることは
自分にしかできないかもしれない。

Photo by Larm Rmah on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。