モノアミン仮説と精神

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人の心理に関わる脳のホルモンとして、
モノアミン仮説がある。

セロトニン、ドーパミン、
ノルアドレナリンという物質がこれに関わる。

わかりやすく男性のタイプに例えてみる。
セロトニンはホッと落ち着く癒し系タイプ。
穏やかでこれといって刺激はないけど、
なんだか一緒にいると落ち着く感じ。
結婚にはこういうタイプが向いているかもしれない。

ドーパミンはときめき全開。
ドキドキしてときめきが止まらない。
いろんなところへ連れていってくれて、
したことないこともいっぱい体験させてくれる。
そんな素敵な男性。付き合ったら自慢できる。

ノルアドレナリンは危険でミステリアスな男。
いつも何考えているのかわからない。
悪いことばかりして、
私がいないとダメになるんだから。
いつもお金ないしケンカばかり。
そんなアンダーグラウンドな男性。
友達に相談するといつも別れろと言われる。

かなり大雑把であるが、
イメージしやすいように
無理やり当てはめてみた。
これらの分泌の具合によって
感情は変化すると考えられている。

ドーパミンの過剰分泌は
幻覚や幻聴が生じることが知られている。
恋をすると妄想ばかりしてしまったり、
あと子供が夏に幽霊を見やすくなるのも、
こうしたドーパミンの過剰分泌による幻覚が
関係しているのかもしれない。
統合失調症にもセロトニンやドーパミンが
関与していることが知られている。

そう考えると精神に関わるホルモンは、
食事や睡眠状態などの生活習慣の影響が大きい。

食べるのが面倒なのでお菓子で済ませたり、
作るのが面倒なので惣菜や冷凍食品ばかりも
関係することが容易に想像できる。

睡眠に関しても寝るのが遅かったり、
不規則な睡眠になると睡眠の質が低下する。
そうすることで脳の働きは減少し、
脳内ホルモンの分泌も異常を生じやすくなる。

精神状態というのもどこが悪いと考えるよりも、
そこが悪くなった使い方を考えていくことが大切である。
ダイアン・リーが「痛みは加害者ではなく被害者である。」
と言っているのは有名である。
悪いところの原因を探すことも確かに大切だが、
悪くなった使い方、要するに生活習慣を見直すことこそ、
根本的な治療になるのではないだろうか。

まとめ

精神状態に関わる脳内ホルモンの関係で、
モノアミン仮説というのがある。
大雑把に例えるなら、
セロトニンは穏やか。
ドーパミンはときめき。
ノルアドレナリンはドキドキ。
これらが精神状態に関わる。

脳内ホルモンなので食事や睡眠といった、
生活習慣の関わりが大きい。
悪くなったところの原因を探すことも大切だが、
悪くなった使い方、生活習慣を見直することが、
根本的な治療になるのではないだろうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。