持続的な筋収縮のメカニズム

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筋肉は痛みが生じた際に、
持続的に収縮して戻らなくなることがある。
そしてこの筋の持続的な収縮が
痛みをさらに増強させ可動域制限にもつながり、
日常生活に支障をきたすことになる。

では筋のこの持続的な収縮は
どのようなメカニズムによって生じるのであろうか。

まず侵害受容器が痛み刺激を受けると、

(1)γ運動ニューロンと介在ニューロンが刺激される。

(2)γ運動ニューロンの刺激は筋紡錘に伝わる。

(3)筋紡錘からは1a線維と2線維(1と2はローマ数字)に伝わる。
1a線維はα運動ニューロンへ
2線維は介在神経とγ運動ニューロンへ伝える。

(4)これにより痛み刺激による筋収縮が生じる。

(5)さらにこの筋の収縮により化学受容器が反応、
γ運動ニューロンが刺激されるとともに、
また筋紡錘に刺激を伝え、連続的なループが形成される。

まとめ

筋肉は緊張したまま戻らなくなることがある。
γ運動ニューロンから筋紡錘。
その後、筋紡錘はα運動ニューロンから
再びγニューロンへ伝わる。
これが痛みとなり、再び化学受容器が反応し、
筋紡錘に刺激を与え連続的なループが形成される。

これが持続的な筋収縮のメカニズムとなる。
急激に筋が引っ張られるなどのきっかけにより、
持続的な筋収縮が形成されることも多い。
痛みが続く理由の一つに
こういった症状が関連することも多いのである。

20160409140817835

1)Knutson GA:The role of the gamma-motor system in
increasing muscle tone and muscle pain syndromes:
a review of the Johansson/Sojka hypothesis.

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。