肩インピンジメントのメカニズム

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肩インピンジメントは肩関節の屈曲や外転の際に、
肩峰と上腕骨の間に棘上筋が挟み込まれ、
疼痛を生じる状態のことである。
肩関節の屈曲や外転の際に、
非常に鋭い痛みが生じ、
動作が阻害されるのが特徴である。

実際には肩関節の屈曲や外転の際に、
肩甲骨の挙上が早期に生じてしまう。
通常は肩甲骨は下制する力が加わりながら、
上方回旋が生じることが必要である。

肩関節屈曲・外転時に
肩甲骨が早期に挙上した場合、
インナーマッスルのトレーニングをしたとしても
肩峰と上腕骨の間で棘上筋が挟まり、
インピンジメントが生じる。
インピンジメントが繰り返されると
腱板炎が改善しにくくなってしまう。

それでは肩甲骨の早期の挙上を抑制し、
下制と上方回旋を促すためにはどうすれば良いのだろうか。

肩甲骨の早期の挙上を抑制するには、
肩甲骨挙上に関わる僧帽筋上部線維、
菱形筋、三角筋を抑制することが必要である。

また肩甲骨の下制を促すためには、
僧帽筋下部線維を促通することが必要で、
上方回旋を促すためには、
広背筋、前鋸筋を促通することが必要である。

インピンジメントは疼痛を生じ、
肩関節の運動を阻害してしまうために、
関節包内の関節液の還流障害を生じさせる。
その結果、関節液内のムチンが増加し、
その粘弾性から関節方の拘縮を促してしまう。

インピンジメントを改善するために
どの筋を促通し、どの筋を抑制すべきなのか。
今一度検討することで、
より効果的なアプローチを
選択できるのではないだろうか。
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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。