医療や介護での経営視点

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医療や介護分野であっても、
経営をしっかりと考えていかなければいけない時代となった。

2001年から2007年に倒産に追い込まれた医療機関は、
210件に上る(帝国データバンク調べ)。
とくに厳しいのが中小規模の病院で、
大病院への患者集中が起因している。

倒産した医療機関210件の内訳は
病院(病床数20床以上)が52件、
診療所(20床以下)が95件、
「歯科医院」が63件であり、
中小ほど厳しい状況である。

このような状況から経営を考えていかなければ、
施設を維持していくことが難しくなってきている。
さて医療や介護での経営視点はどういったものであろうか。

自動車や鉄鋼などの重工業では
「資本集約的産業」と呼ばれ、
簡単に言うとモノが利益を生み出す割合が多い。

それに対し医療や介護などのサービスに関わるもでは
「労働集約的産業」と呼ばれ、
ヒトが利益を生み出す割合が多い。

要するにモノが利益を生む「資本集約的産業」と
ヒトが利益を生む「労働集約的産業」。
システムによる効率化は両者とも共通であるが、
こうした違いは非常に大きい。

資本集約的産業はモノにお金をかけて、
ヒトを減らすことが可能である。
モノの質か量で勝負ができるところがある。

それに対し労働集約的産業はヒトで勝負することになる。
ヒトの質か量がそれに大きく影響してくる。

ヒトの質というのは能力によるものであろう。
利益を多く生み出すことが求められるが、
利益というのは金額的なものも重要であるが、
長期的に見ると患者との人間関係や愛着感などの
質的な要素も大きな要素と言える。

まとめ

医療や介護分野も経営を考える必要が出てきている。
そこで大切な視点は資本集約的産業か労働集約的産業か。
資本集約的産業はモノの質か量で勝負ができる。
労働集約的産業はヒトの質か量で勝負ができる。
ヒトの質的な要素には短期的には利益を生み出せるかも重要だが、
長期的には患者との人間関係や愛着感など質的な要素も
大きな要素と言えるのではないだろうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。