腰痛と運動方向

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腰痛はよくある疾患である。
椎間板ヘルニア、椎間板症、脊柱管狭窄症、
腰椎すべり症、分離症など多くの疾患がある。
ただそれぞれの疾患より大切なのは、
どの運動方向で症状が誘発されるかである。

使い過ぎるより同じ姿勢で硬くなる

痛みは使いすぎて傷むというのはイメージしやすいが、
同じ姿勢で硬くなって痛いというのは、
なかなかイメージしにくいものである。
実際には同じ姿勢で硬くなることの方が多く、
それに伴うアライメント不良や可動域制限が、
筋の緊張を生じ痛みを生じさせる。

腰痛の運動方向のタイプ

腰痛では屈曲で痛くなるタイプと伸展で痛くなるタイプ、
右回旋で痛くなるタイプと左回旋で痛くなるタイプに分かれる。
痛みの強くなる運動方向は普段その方向に動いていることが多く、
その運動方向は症状を悪化させる方向になる。

例えば屈曲で痛くなるタイプの人は、
普段屈曲させていることが多く、
屈曲させるとより痛くなり、
伸展させると改善することが多い。

また右回旋で痛くなるタイプの人は、
普段右回旋していることが多く、
右回旋させるとより痛くなり、
左回旋で改善することが多い。

普段行う姿勢で体は硬くなり、
それをより強調すると悪化し、
元に戻すと改善する。

アプローチを考える上では疾患そのものより、
どの運動方向で悪化するのかが重要である。
その運動方向の姿勢が日常生活での悪化因子であり、
その反対の運動方向が改善する方向で、
アプローチに必要な運動方向ということになる。

まとめ

アプローチを考える上で、
悪化する運動方向を明確にすることが重要。
それが普段の姿勢であるとともに悪化する原因である。
また反対の方向がアプローチするべき方向であり、
その方向の可動域改善とともに、
日常生活で行うべき姿勢になる。
日常生活による影響はアプローチ以上に大きい。
どの運動方向が悪化し、どの運動方向で改善するかは
患者にとって非常に重要な情報となる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。