同一肢位をとっていると体は硬くなる。
横からみて曲がっている部位が特に硬くなりやすい。
座位でいうと下部頚椎や胸腰移行部などがそれに当たる。
硬くなる部位は曲がっている部分以外に、
荷重のかかっている部分にも生じる。
股関節や仙腸関節がそれにあたる。
座位姿勢が続くとその荷重は、
仙腸関節や股関節に集中してかかってくる。
仙腸関節や股関節が硬くなると、
立ち上がり時や歩行時に問題が生じやすい。
しばらく座っていて立ち上がり時に痛みを生じやすかったり、
歩きにくくなるのはそれが一つの要因である。
しばらく歩いていて症状が軽減するのは、
硬さが動くことでほぐれてくるからである。
動きすぎて痛くなるのは意識されていることが多いが、
じっとしていて調子が悪くなる理由はあまり知られていない。
同じ姿勢がなるべく続かないように、
普段の生活を気をつけてることが大切である。
まとめ
荷重のかかる部分は硬くなりやすい。
座位が長時間になった場合には
股関節や仙腸関節が硬くなりやすい部分となる。
立ち上がりや歩行時に問題が生じるのも、
それが原因の一因となる。
しばらく歩くと徐々にほぐれて、
症状が緩和されることも少なくない。
同じ姿勢が続かないように気をつけることが大切である。
