1を聞いて10を知る

広告

Pocket

『1を聞いて10を知る』というのは
聞いたことがあるのではないだろうか。
論語によるもので、
「聡明で一部分を聞いて他の万事を理解すること」
(広辞苑)とある。

仕事において理解が早い人と遅い人に分かれる。
理解が早い人ほど質問が的確にできる印象がある。
何かを伝えると、すぐに質問が出てくるのが特徴だ。

例えば上司が「仕事ではお客様と話をするのが大切です。」
と後輩に伝えたとする。
理解が遅い人は
「なるほど。お客と話をするのが大切なんだ・・・。」
とそのまま聞くのみで終わってしまう。
しかし理解の早い人は、
「なんで話をするのが大切なのだろう。」
「どんな場面で生かされるのかな。」
「話をすることと聞くこととどちらが大切なのかな。」
「話し方のコツってなんだろう。」など。
一つ教えてもらったことに対して多くの視点を持つ。
その結果、すぐに質問をすることができるのである。

ここで聞いたことが知識として頭に入るだけなのか。
自分のものとして行動に伝わる状態まで
咀嚼できているかで差が出る。
これが一日のうちに何度も繰り返すのだから、
差はどんどん開いていく。

このあたりは教え方の違いも
関係している可能性がある。
昔は「見て覚えろ。」と言って、
口で細かく説明はしてくれなかった。
だからこそ目で見てどう捉えるかで、
多くの情報を吸収することができた。

口で説明するのはわかりやすいというメリットはあるが、
言葉にした時点で情報は
かなり削ぎ落とされてしまう。
見て覚える能力の低下は、
多くの必要な情報に気づき、
情報を取り入れ、優先順位を立てて、
実行するべきか判断するとつながっていく。

まとめ

「1を聞いて10を知る」それは言葉で教えてもらうだけでなく、
自ら見て覚えるつもりの心構えが必要である。
口で説明したものは削ぎ落としたものに過ぎず、
実践するにあたって、何が必要かを常に考えていく必要がある。

広告

ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。