お酒と肝臓

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お酒は肝臓に影響を与えることは
多くの人が知っている。
日本人はアルコールに弱く、
アルコールに伴う病気にもなりやすい。
生活習慣病ではがん、心臓病、脳卒中に続いて、
第4位になるのが肝臓病である。
『平成26年国民健康・栄養調査結果の概要』によると、
飲酒習慣のある人の割合は男性34.6%、女性8.2%。
そのうち生活習慣病のリスクとなるほど飲んでいる人は、
男性15.8、女性8.8%という結果が出ている。

ビールなら大瓶3本、
日本酒なら3合を2〜3年飲むと、
脂肪肝になってしまう。
これは意外に思われる人も
多いのではないだろうか。
ただこれはお酒に強い人の場合で、
お酒に弱い人であれば、
この5倍〜10倍の影響を受ける。
お酒1合が5合に相当するということである。
またお酒に弱い人は食道がんのリスクが、
18倍になるということも有名な話である。

お酒の適量は案外知らない人も多い。
ビールであれば500ml。
日本酒で1合、焼酎で0.6合。
ウイスキーはダブル1杯。
ワインなら1/4杯となる。

治療は簡単だが実行が難しいのが、
アルコール性の肝臓病の特徴である。
適度に飲むのは体に良い影響を与えるというのを、
飲む人は強調するのだが、
実はアルコールによる死亡率は、
J字のカーブをとるのが特徴である。
まず適量飲んでいると死亡率は一旦下がるのだが、
それ以上に飲めば飲むほど、
死亡率は高くなってしまう。

またアルコールは栄養素を多く使う。
特にビタミンB群の一つナイアシンは、
アルコールとともに失われやすい栄養素である。
またさらに飲酒を続けるとビタミンB1が欠乏し、
ウェルニッケ脳症という病気も引き起こす。
豆・肉・魚などのタンパク質は
アミノ酸の1つであるトリプトファンが多く含まれ、
ナイアシンを合成する成分となる。
太るからといってつまみを食べなければ、
体の不調の原因になってしまう。
つまみを食べないのではなく、
お酒の量を減らすことが大切である。

まとめ

お酒による肝臓の影響は、
生活習慣病の第4位になるほどのものである。
お酒の適量はビールで500ml。
日本酒で1合、焼酎で0.6合。
ウイスキーダブル1杯。ワイン1/4杯である。

またアルコールを分解するには、
肝臓で多くの影響を使うことになる。
つまみもそういった栄養素を
体が補おうとしている場合がある。
つまみを控えるのではなく、
お酒を控えることが大切になってくる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。