脊椎の側屈と回旋

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脊椎の側屈では環椎後頭関節と
下部頚椎の動きが大きい。
その他には胸腰椎移行部である
Th10-L1付近の動きが大きい。

脊椎の回旋では環軸関節と下部頚椎の動きが大きく、
上位胸椎の動きが比較的大きくなる。
また腰椎ではL5-S1が大きい。

これらの脊椎の動きは寝返りや
起き上がりの影響に大きく関わる。
寝返りや起き上がりでは脊椎の運動が連続して生じるため、
可動域制限があれば運動の連続性が断たれるか、
他の関節に大きな運動が生じることになる。

そして寝返りや起き上がりに影響が大きく出るのは、
脊椎圧迫骨折の患者である。
寝返りや起き上がり時の疼痛が強く、
ストレスを抱えやすいのが特徴である。

骨折部位に運動が加わることで、
疼痛が出現する。
疼痛を出現させないように
寝返りや起き上がりをするためには、
他の脊椎の動きで代償することが必要になる。

脊椎に可動域制限があれば、
障害部位の負担は当然大きくなる。
疼痛を軽減させるには骨折部位の疼痛の軽減は困難であるが、
他の脊椎の可動性を改善させることで、
障害部位の負担を軽減させることは可能である。
どこの動きが大きくどこの動きが小さいか。
しっかりと評価することができれば、
圧迫骨折後の寝返りや起き上がりの疼痛も、
軽減させることは不可能ではない。

まとめ

脊椎の側屈では環椎後頭関節と
下部頚椎の動きが大きく、
胸腰椎移行部である
Th10-L1付近の動きが大きい。

脊椎の回旋では環軸関節と
下部頚椎の動きが大きく、
上位胸椎の動きが比較的大きい。

脊椎は連続して動くため、
脊椎圧迫骨折の寝返り起き上がりの疼痛も、
他の可動域制限が改善することで、
改善することも不可能ではない。

細田多穂 他:運動学テキスト.南江堂,2015

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。