足が攣る理由は実はココ!!

広告

Pocket

夜中や朝方に足が攣るのは痛い。
余りにも痛くて声が出る。
そして、その痛みによる興奮から眠れない。
「神様・・・ごめんなさい。
僕はどんな罪を背負ったのでしょうか・・・。」
そんな気持ちにすらなってしまう。

さてこの足の引きつり。
よく知られるところで脱水によるものがある。
汗をかき水分やミネラルのバランスが崩れると、
少し筋肉を動かす刺激で筋肉の過剰な収縮が発生する。

また腰部の症状から出現することもある。
すべり症や脊柱管狭窄症などで、
内部を通る神経が圧迫される時も、
足が攣る症状が出現する。

股関節や上部腰椎の関節可動性が低下していたら、
捻じる動きの時に下部腰椎のみが過剰に可動する。
下部腰椎の過剰な動きは構造上、
神経の圧迫を生じさせる。
腰部を回旋させた時、
いつも引き攣る部位に攣りそうな感じがあれば、
腰部からの症状とも考えられる。

そしてこの水分不足と腰椎症状の他に、
もう一つの原因がある。
コレが副腎によるものである。

意外な副腎と足の攣りの関係

副腎は腎臓の上にある臓器で、
重要なホルモンを分泌する。
働きが落ちると低血圧や低血糖、
生理不順や風邪を引き起こしやすくなる。

ストレスに対抗する時にも重要であり、
過剰に働くことで
抗ストレスホルモンの分泌が低下し、
慢性的な疲労症状が出現する。

朝が起きられなかったり、
記憶力や思考の低下、性欲減退、
睡眠障害、感情の起伏が激しくなったりする。
夏バテも副腎の疲労から
生じていることも少なくない。

副腎は深部の筋膜と
内側の下肢と筋膜連結がある。
具体的な筋肉は腸骨筋、
縫工筋や薄筋、腓腹筋、
ヒラメ筋、後脛骨筋などである。

ふくらはぎが硬い。よく引き攣る。
あと足の内太ももが痛いというのも、
副腎が関係することもある。

忙しかったり考え事やストレスが多い時、
温度変化が激しい時などに、
副腎疲労は生じやすい。

足が攣る時の行動チェック

足が攣った時には、
「今日は頑張りすぎたんだな・・・。」
と考えるようにすれば良い。

また頑張ろうとするときは、
身体もちゃんとそれをわかっており、
無意識での行動をチェックする。

コーヒーをいつもより取ろうとする。
甘いものが欲しくなる。
栄養ドリンクやエナジードリンクを欲する。
コレらが頑張ろうとしているサインである。

コーヒーはカフェインを含み、
イスラム教徒が夜の修行をする時にも
よく飲まれていた。
覚醒作用があるため、
人によっては眠れなくなったりする。

このカフェインは覚醒作用がある。
またアデノシンに構造が似ているため、
アデノシン受容体と結合することで、
疲労を感じにくくなったり、
神経が興奮したりする。

また甘いものや栄養ドリンク、
エナジードリンクも
頑張ろうとしているサインである。

甘いものには糖分が含まれるため、
素早くエネルギーをチャージできる。
心身が疲れているときに
欲するのはそのためである。
また栄養ドリンクや
エナジードリンクは
カフェインと糖分のコラボになる。

こういった衝動が生じるのは、
心身は疲れてるけど頑張ろうとしている。
甘いものや栄養ドリンク、
エナジードリンクを摂ってまで
頑張らない生活の方が良い。

コレが習慣化されてしまうと、
いよいよ副腎は疲労を起こしてしまう。
疲れがなかなかとれない。
足がよく引き攣る。
こういったときは副腎はかなりお疲れだ。
抑うつに近い状態となり、
身体が動かず前向きに考えられなくなる。

頑張らないとダメだと常に考えている状態。
やりたいことより
やらないといけないことが多すぎる状態。
それが思考パターンや行動パターンになると、
慢性的に疲労感を感じる原因となってしまう。

評価

副腎が原因でのふくらはぎの張りは、
マッサージやストレッチでの改善は困難である。
一時的に楽になってもすぐまた元に戻ってしまう。
腓腹筋・ヒラメ筋を含めた筋膜が、
内側の太ももの薄筋や縫工筋とともに、
副腎の周囲の筋膜の硬さにより
上部に引っ張られている。
そのため上部の引っ張られている部位を
緩ませる必要がある。

副腎はかなり奥張っている部分にあるため、
直接触って緩めることは難しい。
深いところを緩める時には振動が有効である。
深部の筋膜を介して振動で緩めていく。

この副腎につながる筋膜と
腓腹筋・ヒラメ筋が関係するなら、
臍から2横指外側斜め下を触知すると、
腓腹筋・ヒラメ筋が緩む。
また腓腹筋とヒラメ筋が緊張しているなら、
相反抑制で前脛骨筋の筋出力も低下しているため、
前脛骨筋の筋出力を触知した時としてない時で、
比べるのも有効である。

アプローチ

臍から2横指外側斜め下を片方の指で触知。
ここの筋膜が表層で触れやすく、
副腎までつながっている。
もう一方の指でタッピングをする。
できれば副腎の位置をイメージしながら行うと、
振動の幅を伝わりやすい程度に合わすことができる。
指でのタッピング約20秒程度で緩ませることできる。

再評価としては腓腹筋とヒラメ筋の触診で
柔らかくなっているか。
また前脛骨筋の筋出力が改善しているか確認する。
内臓のアプローチは
変化が患者自身にわかりにくいため、
アプローチ前とアプローチ後の
筋出力を確認するとよい。

副腎のアプローチ後でも腓腹筋・ヒラメ筋の
尾側部の硬さが残る場合は
足部からの繋がりの改善が必要。
距骨下関節、楔状骨や立方骨の
副運動の評価とアプローチも行うと良い。

日常生活の指導

生活指導は原因に対して
指導する必要がある。
ふくらはぎが硬いから、
ふくらはぎを使いすぎではない。

患者に聞いても特に歩いた覚えはないし、
足も使っていない。
むしろ家にずっといたと言われることも多い。

副腎が疲労するときは、
忙しかったり、気を使ったり、
考え事や悩み事があったりしたとき。
また気候の変動が激しいとき。
そしてそういうときは、
コーヒーや甘いもの、
栄養ドリンクや
エナジードリンクを飲んでいたりする。

頑張りすぎていることに気づいて、
やらなければいけないことを休み、
やりたいことを増やしていけば、
少しずつまた調子を戻してくる。

携帯の充電があとわずかのサインと同じ。
足が攣った日には
2-3日は充電期間をとることをお勧めする。

まとめ

ふくらはぎが引き攣る場合、
脚を使いすぎたときだけじゃなく、
脱水や腰の症状そして副腎疲労が関係することもある。

副腎と臓側筋膜、
ディープフロントラインと内側大腿の筋膜から
ふくらはぎまでつながっている。
臍から2横指外側斜め下の触知したまま、
前脛骨筋の筋出力が改善する場合、
ふくらはぎの緊張が軽減する場合は、
副腎に関連する筋膜の関係が示唆される。

臍から2横指外側斜め下のタッピングで、
ふくらはぎの緊張が緩めばOKである。
頑張ることは大切であるが、
頑張りすぎてエネルギーが足りていない。
少し自分の時間が必要なことを
教えてくれているとも言える。

Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash

広告

ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。