時間通りにいかない!!

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よし!頑張るぞ!!
そう思ったものの、進まない・・・。

夏休みの宿題。
前半にさっさと終わらせて、
後は思う存分遊ぶぞ!

何度、そう思ったことか。
そして何度挫折したことか。

なんで今日は夏休みの最終日なのか。
なんで泣きそうになりながら、
最終日に焦りながら宿題をしているのか。

こんなはずはなかった。
初日にちゃんと計画を立てた。
俺はなんてダメなのか・・・。

こんな経験は誰にでもあるだろう。
計画はきっちり立てるものの、
計画通りに進んだ試しがない。

どうもずれていく。
計画よりも時間がどんどん過ぎていく。

これには実は訳がある。
時間の見積もりは
楽観的な見積もりになりやすいのである。

楽観的な見積もり

自分の能力だったら、
だいたいこれぐらいの時間で終わるな。
これがいわゆる楽観的な見積もりである。

作業においての
ベストパフォーマンスの時間が
楽観的な見積もり。
しかし現実にはそうはいかない。
パフォーマンスはいつもベストとは限らない。

体調や気分、午前中なのか午後なのか。
得意な作業なのか。苦手な作業なのか。
集中力の持続時間は?など様々な要素が関係する。
そして何より作業以外の
予測外の要素が想定されていない。

ラインが届く。
電話がかかる。
妻に呼びかけられる。
調べている途中にネットサーフィンしてしまう。
テレビが気になる。

作業途中に様々な誘惑が襲ってくる。
これは楽観的な見積もりには入っていない。
要するにこれらが時間をロスする要素になる。

悲観的な見積もり

体調がイマイチで、気分ものらない。
午後の少し眠気のある状態で、
自分の苦手な作業。
やる気もなかなか出ずに集中も続きそうにない。

さらにラインが届き、
電話もかかってくる。
妻から相談があると呼びかけられ、
調べものの途中に
アマゾンで要らないものを買ってしまう。
そしてついお笑い番組を見てしまった。

どうだろう・・・。
実にありがちである。
明日までにやらなきゃいけないのに。
レポートの提出期限は明日だ。
あああああー!!!

これが悲観的な見積もりである。
実は現実的な見積もりと
悲観的な見積もりは大きく剥離しやすい。

よって予測はずいぶん的外れになってしまう。
仕事においてタイムマネジメントは
とても重要になってくる。

予定通りに進まなければ、
そのあとの工程が全て遅れてしまう。
多くの人で作業するためには、
時間を的確に守らなければならない。

そこで用いられる手法が
三点見積もりPERTである。

3点見積もり PERT

ベータ分布における3点見積もりである。
これは楽観的見積もりと
可能性が高い現実的な見積もり、
悲観的見積もりから、
計算してより予測される時間の見積もりを示すものである。

計算式はそんなに難しいものではない。
楽観的見積もりの時間に4を足し、
現実的見積もりを掛け、
悲観的見積もりを足し、
6で割ったものである。

例を出すと、楽観的見積もりが2日。
現実的な見積もりは4日。
悲観的な見積もりが12日のばあい、
予測される時間の見積もりは何日だろうか。
次のような式が成り立つ。

(2+4×4+12)÷6 = 5(日)

日にちじゃなく、時間でも同様である。
楽観的見積もりが1時間。
現実的な見積もりが2時間。
悲観的な見積もりが9時間。
この場合の予測される見積もりは何時間か。
次のような式が成り立つ。

(1+4×2+9) ÷6 = 3(時間)

どうだろうか。
これから三点見積もりすることで、
今までの予定がずれ込む生活から、
一新できるかもしれない。

もう一度、夏休みを取り戻したい気持ちもあるが、
三点見積もりをする小学生はやっぱり引く。
仕事においては参考になるのではないだろうか。

まとめ

時間通りに計画が進まないのは
自分がダメな訳じゃない。
当たり前のことである。

それは現実的見積もりと
悲観的見積もりには剥離が大きく、
予測がずれてしまうためである。

予測される見積もりには
三点見積もりが有効である。

楽観的見積もりの時間に4を足し、
現実的見積もりを掛け、
悲観的見積もりを足し、
6で割ったものである。

三点見積もりを出すことで、
予定通りに作業が進む確率は格段に増えるとともに、
自分を責めることもなくなるのではないだろうか。

Photo by Jaelynn Castillo on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。