運動野と関わる機能

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体の運動に関わる4野は
2野と5野と共に運動前野そして
帯状皮質運動野や補足運動野と関連が強い。

脳梗塞を生じた際には
4野そのものはあまり障害されないが、
脳梗塞後のフィードバックが低下することで、
抑制されやすい部分となる。
それによりどう動かしていいのか
わからない感覚が生じてしまう。

4野と関わりが深い2野は、
注意や感覚情報の処理などに関わる部分である。

運動前野は2野の感覚情報などを元に
身体知覚や運動知覚を形成する。

また帯状皮質運動野や補足運動野により、
運動の予測が立てられる。

これらの働きにより、
感覚情報の知覚と運動の予測が立てられる。
運動を起こそうとしても、
予測ができなければ過剰な努力が生じてしまい、
筋の過緊張が生じてしまうことが多い。

これは中枢の疾患のみではなく、
整形疾患でも同様である。
力を抜くように指導してもなかなかうまくいかない場合は、
こういった部分の関係性が重要である。

感覚は感じているか?
知覚により認知できているか?
運動イメージは可能であるか?

繰り返しの動作の中から獲得できる動作もあるが、
運動の前段階の過程を段階的に進めることで、
よりスムーズにレベルアップを図ることができる。

まとめ

運動に関わる4野は
注意や感覚情報の処理が関連する2野、
感覚情報を元に身体知覚や運動知覚を形成する運動前野、
運動の予測をする帯状皮質運動野と補足運動野、
により活性化される。

要するに運動は4野だけで無理やり動かそうとしても、
過度に緊張することで正確な運動を起こすことができない。
体を感じ、イメージができ、イメージによる予測ができて
無駄のない円滑な運動を起こすことができる。

20121001215253cd5

1)丹治順.脳と運動 第2版 ―アクションを実行させる脳―
(ブレインサイエンス・シリーズ 17) .共立出版1999

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。