仙骨筋膜のアプローチ

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仙骨筋膜とは

仙骨筋膜とは仙骨の表層についている筋膜で、
上部では脊柱起立筋と連結し、
下部ではハムストリングスに連結する。

仙骨筋膜と連結する筋

脊柱起立筋は仙骨筋膜から生じ、
仙結節靭帯とつながる。
その後、坐骨結節、ハムストリングスから
大腿骨顆から腓腹筋、アキレス腱、
踵骨から足底筋膜へと連結している。

こうした筋膜の連結は
スーパーフェイシャルバックライン(SBL)と呼ばれ、
身体後面全体をつなぎ伸展を生じさせる。

このように仙骨筋膜は上部と下部をつなぎとめるため、
その影響は後面全体に広がることになる。
仙腸関節のアプローチで下肢の緊張の変化が生じるのも、
この仙骨筋膜による影響も多いと考える。

仙骨筋膜のアプローチの応用

例えば脊柱起立筋の過緊張や腓腹筋の緊張。
こういった症状は良く出現するのだが、
緊張している部位そのものに問題があるのではなく、
仙骨筋膜の緊張からくることも多い。
仙骨筋膜は座位時間が長くなると、
荷重の影響から仙腸関節を介し、
仙骨筋膜の過緊張に波及する。

仙骨筋膜をリリースすることで、
脊柱起立筋や腓腹筋の緊張が緩むことも少なくない。
脊柱起立筋や腓腹筋にアプローチして
効果が出ない場合や一過性の効果しか得られない場合は、
ぜひ試してみると良いかもしれない。

まとめ

仙骨筋膜はカラダの後面全体を覆う、
スーパーフェイシャルバックライン(SBL)
過緊張になりやすい脊柱起立筋や腓腹筋と連結する。
よって脊柱起立筋や腓腹筋にアプローチして
効果が出ない場合や一過性の効果しか得られない場合は、
仙骨筋膜の影響によるもののこともある。

ただアプローチをして効果が出ても、
それにただ喜んでいたらいけない。
緩めることは治ることとは違うので、
長時間の座位姿勢に対して、
どのように対処するかを一緒に考えていくことである。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。