座位の弊害

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寝たきりが体に悪いことは知られており、
随分と予防も広まっている。
近年では座位姿勢であっても長時間では、
体にとって良くないことが指摘されており、
座位のデメリットが指摘されている。

座位がなぜ体に悪いのか。
いくつか可能性が考えられる。

まず可動域の低下が挙げられる。
座位肢位が続くと動かさないことで、
関節の可動範囲が狭くなる。
また荷重部位である下部頸椎や胸腰椎移行部、
股関節など屈曲位が続くことで、
伸展方向の可動域が減少する。

次に活動性が低下することによる、
筋力の低下が挙げられる。
動かなければ動くために
働く筋肉が使われなくなり、
廃用性の筋萎縮を生じてしまう。

そして心理面の影響。
座位が続くと下部頸椎の屈曲、
肋骨の下制が生じる。
下部頸椎の屈曲は脳血流量の低下に関係し、
肋骨の下制は呼気肢位であり吸気に制限が生じる。
脳血流量の減少と酸素の流入の低下が
脳血流量および酸素量の減少が生じ、
末端の血流となる大脳皮質領域の活動性低下が、
心理面においても影響を及ぼす。

寝たきりだけでなく、
座位姿勢も長期化すると様々な弊害を及ぼす。
要するに同一姿勢が
種々の問題を生じてしまうのである。
人間の体はコラーゲンやエラスチンなどの線維質だけでなく
水分・プリテオグリカンなどの流体も多く存在する。
流動性がなければ循環に問題が生じ、
それが様々な機能に影響を及ぼすことは容易に想像できる。

まとめ

いかに活動的に生きるか。
それは肉体的な問題から生じる場合もあれば、
精神的な問題から生じる場合もある。
本当の問題を解決することこそ、
活動的に生きる近道になるのかもしれない。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。