浮腫と拘縮

広告

Pocket

浮腫が生じる部位は拘縮が生じやすい。
足部などに起こりやすいが、
しびれなどの感覚障害を伴う部位においても、
軽度の浮腫が生じそれに伴い拘縮が生じる。

外傷の場合は好中球・マクロファージ・
線維芽細胞などが、細胞浸潤を生じ、
結合組織の増生が起こる。
この結合組織の増生は
周辺軟部組織の低栄養や低酸素を生じ、
壊死を起こす。
壊死を起こした部位には再び好中球・
マクロファージ・線維芽細胞が細胞浸潤を起こし、
これが結合組織の増生を生じさせる。

このような結合組織の増生が
可動域制限の要因になる他、
痛みが生じることによる不動が
関係することもある。
炎症期にはマクロファージが増加するため、
マクロファージが産生する炎症性サイトカインが、
痛みの増強を生じさせる。
痛みが不動の原因となり、
不動に伴う筋収縮低下が浮腫の原因となる。

こうした悪循環が形成されることで、
可動域制限の原因になる。
浮腫が生じる場合は
可動域制限が生じる可能性があることを
考慮する必要がある。

まとめ

浮腫は可動域制限の原因となる。
炎症期に生じる好中球・マクロファージ・
線維芽細胞の浸潤が結合組織の増生を及ぼす。

また炎症期のマクロファージが産生する
炎症性サイトカインが痛みを増加させ、
不動やさらなる浮腫が可動域制限に関わる。

浮腫が生じた場合は
可動域制限が生じる可能性があることを
考慮する必要がある。

広告

ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。