嚥下障害

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女性より男性が多い

女性より男性の方が嚥下障害は生じやすい。
口の筋力は噛む力と開ける力に分かれるが、
男性の方が噛む力が強いため、
相反抑制の関係で開ける力が弱くなりやすい。
これが嚥下に関わる一つの問題点である。

もう一つは男性は舌骨上筋の下に
いわゆるのどぼとけ甲状軟骨がついてある。
この甲状軟骨があるために喉が持ち上がりにくく、
嚥下の遅延が生じやすい。

栄養の偏りが生じる

嚥下が障害されることで
肉や魚が飲み込みにくいため、
炭水化物を取ることが多くなる。
肉や魚といった炭水化物を取れなくなると、
タンパク質の摂取が減少してしまう。
タンパク質の減少は免疫力の低下や、
筋力の低下を生じさせてしまう。

また水分摂取も少なくなってしまう。
水分摂取は唾液分泌に関わってくるので、
窒息や誤嚥性肺炎などのリスクも増加させてしまう。

対処法

では対処法はどういったものがあるのだろうか。

まず姿勢について。
猫背の姿勢は舌骨上筋が弛緩しやすく、
食道も開きにくくなる。
また背中を過度に反らすと、
今度はのど周囲の筋が収縮してしまい、
飲み込みにくくなってしまう。

次に食べ物について。
食べ物にとろみをつけるというのは、
最近でも一般的になり多くの人が認識している。
ただ汁物になるとのどに落ちやすい側面があり、
注意が必要になる。
またこんにゃくゼリーやミニトマトは
逆にはまり込みやすいので窒息のリスクが上がる。

まとめ

嚥下障害は女性より男性が多い傾向がある。
噛む筋肉が強いため口を開く筋が相対的に弱まりやすい点と、
のどぼとけ甲状軟骨がのどの持ち上げを妨げるからである。

嚥下障害により、タンパク質摂取の低下や、
水分摂取の低下を注意する必要がある。

対処としてはとろみをつけることが有効。
汁物はのどに落ちやすく、
こんにゃくゼリーやミニトマトは
はまり込みやすいので注意が必要。

ちなみに舌骨筋を鍛えるには、
カラオケが有効である。
ストレス発散にもなるし、
いわゆるインナーマッスルも活性化させやすい。
カラオケは好きな人にとっては
楽しんでトレーニングできる素晴らしいものになる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。