痛みの原因はこうして探る?

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痛みの原因を探るのはなかなか難しい。
目に見えないものの原因を見つけるわけだから、
そりゃ難しいわけである。

まずは話を聞きながら予測をし、
原因を絞り込んでいくことが重要である。
そのためには様々な視点からの質問が有効である。

どこ:解剖学

「どこが痛いですか?」
まず部位の確認である。
どこが痛いかを確認することで、
部位が特定できる。

さらにその時に部位を”指でさす”ように
指示することが重要である。

例えば膝と言われても、
膝の内側、外側、前側、後側と多彩である。
また内側でも数mm位置が変わると、
筋肉の場合は別の筋肉になる。

また指でさすことができる場合は、
その痛みの原因が限局していたり、
表面的であることが考えられる。
急性期であったり、
筋や腱の部分的な痛みなどがそれにあたる。

それに対して、
手のひらで示そうとする場合は、
痛みの原因が広範であることや
深部にあることが考えられる。
慢性的な痛みや、
神経の問題、広い部分の痛みなどがこれにあたる。

どんな:生理学

「どんな痛みですか?」
次に質の確認である。

安静時にズキズキする痛みは急性期、
ジンジンやピリピリは神経的な要素、
関節痛であればキリッとしたり
キヤッとしたりの表現が多い。
重いような痛みならコリ感などである。

ただ質の評価では感覚の解釈や言語表現により、
感じ方表現の仕方が変わるので、
一つの目安として捉えることが大切である。

どうしたとき:運動学

「どうしたときに痛いですか?」
次は痛みと運動についてである。

動かさなくても痛い場合は、
炎症や内臓関連痛が予測される。

動かして痛みが誘発される場合は
どの運動方向で痛みが誘発されるかを確認する。
疼痛が増強する姿勢や動作、
軽減するための姿勢や動作が把握できる。

また痛みが誘発される運動方向が明確になると、
問題のある組織が明確になる。
曲げたとき、伸ばしたとき、捻ったとき、
それによって組織は牽引・圧縮するストレスが生じる。

また自動運動・他動運動・等尺性抵抗運動の、
どの運動で疼痛が生じるかも参考になる。
自動運動と他動運動で痛みが出る場合は、
は筋の収縮が入るので筋の問題。
自動運動と他動運動で痛みが出るが、
等尺性抵抗運動では痛みが出ないなら、
関節の問題と考えることができる。

まとめ

問診によって痛みの原因を
ある程度絞り込むことができる。

「どこ」解剖学
「どんな」生理学
「どうしたとき」運動学

というように捉えることができる。
しかし、問診から得られる情報は、
問題を絶対的に示すわけではない。

この訴えがあるから絶対に
こうだという捉え方ではなく、
「〇〇の可能性がある。」もしくは
「〇〇は否定される。」
といった情報に用いる。

問診により大まかに問題を絞り込み、
その後の各組織に対する評価によって、
さらに具体的に問題を絞り込むことができる。

Photo by Alex Holyoake on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。