筋膜と全身の連結

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筋膜と身体のつながり

筋膜は表層から深層に分かれ、
また前面、後面、外側などに分かれそれぞれつながる。
頸部から上肢につながったり、
また前面・後面をそれぞれ通り、体幹・下肢に繋がったり、
深部では横隔膜から内臓につながる。
こうしてそれぞれの筋や臓器は筋膜といった、
ネットワークを通じて協調して影響しあう。

離れたところから影響を及ぼす

こうしたことから緊張した筋のみを緩めても、
改善しないということが起きてくる。
上肢では上腕三頭筋の過緊張が、
上部胸椎の椎間関節の副運動の低下が原因ということもある。
上部胸椎の椎間関節の副運動の低下が
椎間関節周囲の筋スパズムを生じさせる。
そしてその筋スパズムは筋膜を介して、
上腕三頭筋を伸張し緊張を作り出す。
この場合、直接上腕三頭筋を緩めたとしても、
上部椎間関節周囲の筋スパズムが残っていれば、
上腕三頭筋は筋膜を介し伸張され続けるので、
再び緊張は戻ってしまうことになる。

内臓ともつながる

筋膜は表層だけでなく、深層にもつながる。
深層と表層の筋膜も繋がりがあるので、
表面の筋肉と内臓が関連しあうことがある。
筋肉が緊張することで内臓に影響することもあるし、
また内臓の影響で筋肉が影響することもある。
よって筋肉や筋膜の状態で内臓の状態を
ある程度の予測を立てることも不可能ではない。

身体的なパフォーマンスも内臓の影響も受ける

こうして考えていくと、筋の過緊張や筋出力低下は
筋そのものの問題ではなく、
内臓から関係していることも少なくない。
昨日まであった筋出力が今日になり突然低下する。
そんな経験は臨床上、度々あったのではないだろうか。
「何か体が横にふらつくんよ。」
「何かお尻が重たくて椅子から立ちにくい。」
「足がなんか重たくて前に進みにくい。」
筋力検査をすると昨日となぜか筋力が違う。
筋力がまさか1日で大幅に低下することは考えにくい。
その影響の一つに内臓が関わっているのかもしれない。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。