姿勢・動作の確認

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困っている姿勢や動作が把握できたら、
次に正常ではない動き、
いわゆる代償動作を確認していく。
代償動作は何らかの体の障害を
回避している動きなので、
正常に近い姿勢や動作に修正することで
症状が誘発され、体の障害が明確になる。

例えば右足に体重を乗せる時に
体が外側に逃げるような動きが見えたとする。
体が外側に逃げる動きは異常なのだが、
外側に逃げる理由があるから
このような動きになっているのである。
しかし、この時点で予測を立てようとしても
仮説は山のように出てきて特定することは難しい。
特に経験が浅い場合は仮説の数も少なく、
またどの仮説の確率が高いのかというのも、
想像することが難しい。

こういった場合には、
右足に体重を乗せた時に
体が外側に逃げないように患者に動いてもらう。
要するに「正常に近い動きをしてもらう」のだが、
その時に出現する症状が鍵になる。

そのときに出現する症状が痛みなのか、
可動制限によるものなのか、
もしくは筋力によるものなのか。
心因性によるものなのか確認することで、
ある程度問題を絞り込むことができる。
要するにその症状があるために
代償動作をとらざるえない状態になっているのである。
症状がなくなれば代償動作を取る必要がなくなる。

また姿勢や動作の中での痛みの部位や
動きの硬い部位を確認しておく。
これにより障害の部位とともに
他の関節との繋がりの関係性も確認することができる。
具体的には痛い部位があればその近隣の関節は
動きが硬い場合が多い。
痛い部位は動きが大きくなり負担が集中しているので、
アプローチ対象はその近隣の硬い関節となる。
要するに硬い関節が動くようになることで、
痛い部位の負担が少なくなり症状が軽減することになる。

代償動作から仮説を立てる場合、
「正常に近い動きをしてもらう」
この一手間で仮説を導き出すことがぐっと容易になり、
動作の問題と体の障害が繋がりやすくなる。

姿勢・動作の確認

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。