コミュニケーションのコツ

広告

Pocket

コミュニケーションは臨床において重要な要素となる。
相手のデマンドを聞き出すだけでなく、
不安なことや困っていることを明確にするのも、
コミュニケーションの役割になる。
また、気分を穏やかにさせたり、
元気にさせたりといった効果もある。

こういったコミュニケーションにはコツが存在する。
知っておくことでうまくいかなかった時に、
反省する材料となる。
相手にできれば嫌な印象は与えたくないものである。
しかし、いつの間にかクセがついていたりすることも多く、
知らなければ気づかないこともある。
ではコミュニケーションにおいて
どういったコツがあるのだろうか。

まずは見た目から。
背中を伸ばしているかどうか。
背中が曲がっている姿勢は相手に
バリアーをはっている時や
不安があったり自信がない時、
体調が悪い時などである。
いずれにしても相手にとっては
不利益になる可能性が高いので、
背中が曲がっている人には近づきたくないものである。

もう一つは目を見て話しているか。
相手の目を見ないというのは、
自分の気持ちを見られたくないや、
相手の気持ちを見たくない。
などの感情である時に多い。
ただ凝視されるのも威圧感や違和感を感じる。
おすすめなのは相手の片目の目尻あたりを見る。
違和感なくお互いちょうどよく感じるはずである。

次は声である。
テンポをゆっくり話せているか
声は小さくないかどうかが大切である。
早いテンポは不安や緊張を表したり、
自己中心的な印象を与えてしまう。
また小さな声は自信がない印象を与える。
自身のない説明にはかえって不信感が湧く。
ゆっくりと相手に伝わっているかを意識して、
声を出していくことが大切である。

最後に話し方。
「言い換え」、「要約」、「返す」
などのテクニックがある。
では順を追って説明する。
「言い換え」は相槌に関係するのだが、
相手の話に対して「そうですね。」と返事をすると、
そこで話は続かずに終わってしまう。
「○○なのに〇〇ですね。」などと言い換えることで、
そこから別の話題につながりやすくなる。
「要約」は相手の話を感情や出来事をまとめて話す。
自分の話を聞いてくれていると思いやすい反面、
自分の大切なところと違う要約をすると
不快感になることもあるので注意。
「返す」は自分の話をした後に、
「〇〇さんはどうですか?」と同じことを聞く。
これにより相手の話も聞きたいと思っている意思表示にもなるので、
相手は好意的に捉えやすくなる。

相手と自分の話す割合は7:3程度でいくと、
相手は話を聞いてくれたと感じやすい。
また自分の話ばかりをしていたら
自己中心的だと思われやすく、
こっちの頭が疲れてしまう。

今回はコミュニケーションのコツとして、
見た目・声・話し方の説明をした。
ただ会話をしながらこれらのことを
意識することははっきり言って不可能である。
ますますギクシャクして
何も話せなくなるかもしれない。
うまくいかなかった時に、
どこが悪かったのかを確認すようにするのが良い。

人は自分のことを好意的に思って欲しいものである。
知らず知らずのうちに「嫌悪を示すような
コミュニケーションの取り方」をしていないか。
「どうすれば良いのか」は知っておいて損はないと思う。
自分の話をとても好意的に聞いてくれると嬉しいものである。
コミュニケーションをより高め、
患者との関係をより素晴らしいものにできるよう
努力していく必要があるのかもしれない。
%e7%84%a1%e9%a1%8c

広告

ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。