病期と症状の変化

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症状は経過とともに変化していく。
特に外傷など急性期では、
痛みが非常に強い状態となる。
時間とともに傷んだ痛みは減少するのだが、
安定期に近づいてくると、
こわばったような凝りやこわばりのような、
いわゆる硬さの症状が強くなる。

急性期の対応

急性期では傷んでいる痛みがメインなので、
触診時の抵抗感も非常に強い。
体をのけ反り跳ねのけるようなジャンプサインや
表情を歪めるグリマックサインが認められる。
マッサージなどを行うと逆に痛みが強くなる。

この時期は今まで通りの生活の動きは維持していくが、
痛みのある姿勢や動作は避けることが大切である。
痛みが順調に軽減しないようであれば、
痛みの出現する姿勢や動作の見直しが重要である。
基本的には炎症後に筋芽細胞や線維芽細胞が修復するまで、
時間の経過が必要なので守りを固めることが大切である。
ただ生活をあまりに狭小化すると、
体力の低下や可動域の減少、自身の喪失など
長期的にはデメリットが大きく生じる。
そのためできる限り以前の生活は続けていくことが大切である。

安定期の対応

安定期では傷んだ痛みは減少しているため、
硬さによる痛みがメインになる。
傷んだ部位は二度と痛まないようにより硬くなりやすいため、
同一姿勢に伴う凝りやこわばりは以前より出やすくなる。
そのため以前よりもより動かすことに意識をおき、
傷めた部位やその周辺組織の柔軟性を
高めていくことが必要である。
可動範囲の低下した部位を積極的に改善し、
活動性を徐々に高めていくことが必要である。

アプローチと説明

アプローチや説明は病期によって大きく変わってくる。
守る時期と攻める時期。
その対応を間違えるとアプローチや説明は
逆効果になることも少なくない。
時期と症状を見極めながら、
適切なアプローチと説明が必要になる。

まとめ

急性期は傷んでいる痛み、
安定期は硬さによる痛みがメインである。
触診による抵抗感やのけ反るグリマックサインや
表情を歪めるグリマックサインが臨床的な見極めとなる。
活動性を抑えていく時期と上げていく時期。
この病期の見極めはとても重要であり、
それによってアプローチと説明は大きく変わる。
定期説なアプローチと説明は絶対的なものではなく、
病期に合わせて流動的に変更させていくことが必要である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。