ジェネリックって同じでないの?

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「ジェネリックにしますか?」
と聞かれることが増えたと思う。

厚労省は18年3月までに
シェア60%以上に目標を設定し、
調剤薬局・病院など利用を勧めるために
診療報酬を改定した。
現在の数量シェアは50%を超えている。
薬価が安いので患者個人の医療費だけでなく、
増加し続ける年間1兆円の
国民医療費を減少させる効果も狙える。

ジェネリックとは先発薬の特許出願から20〜25年経って、
特許期間と再審査期間が終了したものに対して、
他メーカーが「有効成分」と「効能・効果」が同じものを示す。

しかし患者によっては前の薬と違うと言った声や、
医師の中でも評判があまり良くなかったりする。
これらは一体何が問題なのだろうか。

先発薬とジェネリックとの違いは
有効成分は同じなのだが、
添加剤が違うことである。
添加剤は薬の形を作ったり、
溶けやすくするためのもの。
有効成分は同じであっても、
これによる影響はどうなのだろうか。

薬の効果は生物学的同等性試験で
厳密に評価されている。
具体的には体内の有効成分の血中濃度推移を確認し、
厚労省の定めた許容域に収まれば、
同等の有効性と安全性があると判断される。

実際には多くの報告から最高血中濃度のピーク時間に
数時間の差があることなどは多くの報告からあげられている。
さらに薬の反応は個人差や心理状態も影響することから、
先発薬との違いが現れてもおかしくはない。

現在はオーソライズド・ジェネリックというものがある。
先発メーカーから許諾を受けて、
有効成分のみならず添加剤や製造方法まで同一化した、
一種のプライベートブランドである。
薬価はジェネリックと同じかやや高めだが、
先発薬より安いのが特徴である。

またアドバンスト・ジェネリックというものもある。
付加価値製剤といって患者の飲みやすさや
医療従事者の使いやすさを考慮し、
水なしで飲めたり、
色で含有量をわかりやすくするものもある。

まとめ

ジェネリックは「有効成分」は同じだが、
添加剤が違うことで「効能・効果」はほぼ同じであるが、
血中濃度推移のピークに差がある場合がある。
効果の差が特に感じられない場合は十分有効であり、
医療費負担を減少するためにも
ジェネリックを選択していくのも良い選択肢と考えられる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。