深層に対するアプローチ

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疼痛のある患者に対して、
筋や関節にアプローチをするものの、
いまいち症状の改善が得られないことがある。

表面の筋や関節の可動性が改善されれば、
その周囲の筋膜も影響が波及するので、
ある程度の改善が認められることが多い。

しかし、いまいち効果が乏しかったり、
患者さんの訴えが変わらないことはないだろうか。
そういう場合は筋や関節の深部の硬さが
改善していないことがある。

筋の深部で多いのが
トリガーポイントによるものである。
周辺の関節のモビライゼーションや
筋のアプローチをしても変わらない。
そして筋全体の緊張というよりも、
部分的に過緊張している触診感がある。
その緊張する部位の深部の中心を探していくと、
硬いしこりのような感覚を感じる。
これがトリガーポイントとなっていることがある。

また関節でも深部の関節の硬さが
残っていることがある。
モビライゼーションでも全く動かなかったり、
動いても瞬時に元に戻るような場合がそれにあたる。
高齢者や可動域制限が生じて
時間が経っている場合にこのような状態になることが多い。
アプローチではセラピスト側の体軸ができていること、
深く進める時に手に力を入れるのではなく、
セラピストの体を使って深部に進めていくことが必要である。

まとめ

症状の改善が乏しい時に、
深部の硬さが関係してくることがある。
筋ではトリガーポイント、
関節では深部を意識した
モビライゼーションが必要である。
深部をアプローチするには療法士の姿勢や
体軸がしっかりできていることが大切であり、
手に力を入れずに体から
深層に進めていく感覚が重要である。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。