高齢での骨格筋変化

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高齢になってくると筋力が低下してくるというのは
誰でも聞いたことがあるのではないだろうか。

老化と骨格筋の変化に関してはいくつかの報告がある。
膝伸展筋の筋力低下1)や腓腹筋の内側頭の筋力低下2)が
老化と関係していることが報告されている。

また神経的な要因においても速筋や
中間筋が老化により優位な減少が認められる3)という報告や、
運動単位数の減少は遅筋の側副発芽によって
再神経支配されることが示唆されている4)。

こうした老化による筋力低下はサルコペニアと
廃用性の筋萎縮とが混在していると考えられる。
老化に伴うサルコペニアの改善は困難であるが、
廃用性の筋萎縮は老化と関係なく廃用により生じるため、
活動性を高めることで改善することは可能である。

まとめ

老化による筋力低下は多くの報告がある。
特に速筋や中間筋で多く、
それを補うように遅筋が補っている。
老化によるサルコペニアもあるが、
廃用による筋力低下も混在しているため、
活動性を高めることで予防と向上を図ることは可能である。

1)Short KR,et al:Changes in myosin heavy chain mRNA and protein expression
in human skeletal muscle with age and endurance exercise training.J Appl
Physiol 99:95-102,2005
2)Narici MV,et al:Effect of aging on human muscle architecture.J apple
Physiology 95:2229-2234,2003
3)成澤三雄:加齢(中高年)と筋力の維持.吉岡利忠,他(編):筋力をデザインする,
pp81-93,杏林書院,2003
4)Thompson LV:Effects of age and training on skeletal muscle physiology
and performance.Phys There 74:71-81,1994

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。