自律神経と胃腸の問題

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季節の変わり目と自律神経

季節の変わり目は胃腸の調子が悪くなりやすい。
自律神経が季節の変わり目で不安定となり、
自律神経の影響を受けやすい胃腸は、
影響を受けやすくなるためである。

いつもならなんともない揚げ物で胃がもたれたり。
お通じがすっきりしなかったり。
お腹のハリを感じたり。
など病気ほどではない体の不調を感じやすくなる。

また自律神経は精神的にも作用するので、
落ち込みやすくなったりイライラしやすくなったりする。
秋になると少し寂しくなるような気分になるのも、
この自律神経が関係しているのかもしれない。

自律神経の影響で
胃腸や気分の調子が悪くなりやすいのだが、
逆に気分の調子から自律神経を崩すこともある。
ストレス性の潰瘍で知られる
十二指腸潰瘍が代表的なものである。

十二指腸潰瘍のメカニズム

ではなぜストレスで十二指腸潰瘍になるのか。
メカニズムを説明していきたいと思う。
胃から胃酸が分泌して、
塩酸並みに酸性が強いことは知られている。
胃で粥状になった食物もそのままでは酸性が強い。
そこでアルカリ性である胆汁と膵液がそれを中和する。
胆汁は肝臓で作られ胆嚢で濃縮され分泌される。
膵液は膵臓から分泌されるのだが、
これらの消化液は十二指腸に流れていく。
十二指腸につながる部分はオッディ括約筋があり、
弁のような役割を果たしている。

オッディ括約筋が締まっていると、
胃酸で酸性となった食物を中和する胆汁と膵液は
関止めされて分泌されない。
中和されない食物は酸性のまま十二指腸を通過するので、
荒れたり炎症を起こしやすくなってしまう。

オッディ括約筋は自律神経の影響で緊張するため、
ストレスがかかると締まり、
胆汁や膵液は分泌されなくなる。
それが酸性のままの食物が流れることで、
十二指腸潰瘍の一つの原因となってしまう。

流れが悪くなることで
その元となる臓器にも負担がかかりやすくなる。
よって胆嚢・膵臓などが消化液の滞留により、
影響を及ぼすことが予測できる。
また酸性のままの食物が十二指腸から
空腸・回腸に流れるのでそれらも
荒れたり炎症を起こしやすくなってしまう。
小腸は栄養吸収に関わってくるので、
ストレスによって痩せてしまうことの理由にもなる。

また小腸に炎症を生じるリーキーガット症候群になった場合、
大きな分子のタンパク質まで吸収してしまうため、
アレルギーの原因となることも懸念される。

まとめ

ストレスは万病の元と言われるが、
胃腸がどのようなメカニズムで悪くなるのか
理解しておくことはとても重要だと思われる。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。