気圧と身体の関係

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天気が悪くなると調子が悪くなる。
そういった声はよく耳にする。
これには気圧の変化が関係する。
では気圧と身体にどのような関係があるのだろうか。

気圧とは

まず気圧とはなんなのか。
気圧は地面の高低で例えられる。
水は高いところから低いところに流れるのと同じで、
気圧も高気圧の場所から低気圧の場所に風が流れる。

また雨雲もその風に乗るので、
低気圧の場所には雨雲が溜まり雨が降る。
高気圧と低気圧の差が大きいと、風は激しくなる。

気圧の単位はhPa(ヘクトパスカル)を使う。
以前はmbar(ミリバール)と言われていたものだ。
高さ0mの地面で1013hPa。
普通の低気圧は熱帯性低気圧と呼ばれ、
1005〜1010hPa程度だが、
これが発達した台風になると950hPa程度になる。

台風の中心気圧が低ければ低いほど、
風雨の強い台風になる。

気圧と身体への圧力

さて身体に気圧はどのくらい影響するのだろうか。
まず通常の地面の気圧は1013hPa。
ヘクトは100倍を意味し、
パスカルは1㎡(平方メートル)に1N(ニュートン)の圧力。
よって1㎡に1Nの100倍が加わる。
その時に重力加速度9.8m/s2が加わる。

1Nは約0.102kgなので1hPaあたり、
10.2kgの計算となる。
これが1013hPaだと10340kg、10.3tである。
人間の身体を25㎠とすると1㎡の約1/16となるため、
1013hPaは身体に約646kgの圧力がかかっていることになる。

ちなみに1hPa変わると0.625kg、
約600g圧力が変化する。
通常の気圧である1013hPaから台風が近づくと、
950hPぐらいに気圧は下がる。
その時の気圧差は-63hPa。
人間にかかる圧力は39.375kg。
約40kgも身体にかかる圧力が変化することになる。

気圧と身体の影響

気圧が下がると身体にかかる圧力が低下する。
身体の圧力が低下すると相対的に身体は膨張する。
天気が悪いとむくみやすいのもそれが関係する。

身体が膨張した時に
硬くなっている筋肉や関節などがあれば、
引っ張られることで重だるいような痛みを感じる。
これが天気が悪くなると、
昔の傷が痛んだり、事故の後遺症を感じる理由である。

また気圧が下がると自律神経が乱れやすい。
副交感神経が優位になることで、
筋肉は緩み、血管は拡張する。
感じとしてはだるく感じたり、
やる気が出なかったりする。
温泉の後のような感覚である。

また気圧が下がると
ヒスタミンが分泌されやすくなり、
これは交感神経を優位にする。
交感神経が優位になると、
筋肉は縮み、血管は収縮する。
感じとしてはイライラし、
痛みも感じやすくなる。

まとめ

天気が悪くなると気圧が低下する。
1hPa下がるごとに約600gの圧力が低下する。

身体の圧力も低下するので、
相対的に身体は膨張し、
重だるいような痛みを生じる。

また自律神経も乱れやすくなる。
副交感神経が優位になることで、
身体がだるくなったり、
交感神経が優位になることで、
イライラしたり痛みが強くなったりする。

Photo by Jessica Knowlden on Unsplash

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔 岡山のクリニックで理学療法士として勤務。 "痛み"に対して 日常生活のコントロールの重要性を提唱している。