凝りが良くならない理由

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筋肉の痛みは傷めた場合と、
硬くなった場合の二つに分けられる。
いわゆる凝りと呼ばれる症状は、
硬くなった状態を指す。

一般的に凝った場合は
凝りをほぐすことが多い。
凝った筋肉を動かしたり、
ほぐしたりして緩めることで
症状が緩和されるためである。

しかしほぐしてもほぐしても、
再び症状を繰り返すことが多い。
これは凝っているものに対して
ほぐす対症療法であり、
根本的な改善ではない。

根本的な改善というのは、
原因療法と言われる。
凝りの場合の原因は
同じ姿勢によるものが多い。

同じ姿勢が続くと
体はその姿勢を維持するために
硬くして対応する。

常に姿勢を気をつけるというのは、
現実的ではない。
凝りをつくる姿勢を特定すれば、
根本的な改善のポイントがつかめる。

凝りをつくる姿勢を特定するには、
症状が出現するのがどの時か考えれば良い。
「仕事をしている時」か「休みの時」か。
朝か昼か夜か。何をしている時か。
デスクワークをしている時か、
テレビを見ている時か、
調理をしている時か。
こうして絞り込んでいくと
原因となる姿勢が見えてくる。

注意する点は環境的な要因である。
朝起きたときや雨が降る前などは、
凝り症状は強くなることが多い。
症状が出現する時を特定する時は、
これら環境的な要因は排除して考えると良い。

同じ姿勢が続くと凝りによる鈍痛が出現する前に、
違和感や張りのような症状が出現する。
これが凝りが出る前の合図である。
体としては「このまま同じ姿勢をするなら硬くしようか?」
といった合図を送ってくれているのでる。

脊椎の屈曲位の強い部位や
回旋している方向の逆側に
症状が出現することが多い。
姿勢によっても変わるが15分〜20分もすれば、
同じ姿勢を維持するために硬くすることで、
支えようとするのである。

まとめ

凝り症状はほぐすだけでは、
対症療法となってしまう。
凝りの原因療法は凝りの生じる姿勢を
見つけることである。

凝りの生じる姿勢を見つけるには、
同じ姿勢をしている時に、
凝りが出る手前で違和感や
張りなどの症状が出現する。
これらの症状がいわゆる合図であり、
合図が出た時点で気がつけば、
姿勢を修正することで症状はすぐに消失する。
この合図に対して無視していた場合に、
凝り症状が残ってしまうことになる。

凝る姿勢は同じ姿勢が15分から20分続いた場合。
特に背骨の曲がっている部分やねじれている部分に、
症状が出現することが多い。
凝り症状はほぐすことに重きをおくのではなく、
凝る原因となる姿勢を
いかに気をつけるかがポイントである。

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ABOUTこの記事をかいた人

藤原大輔
岡山のクリニックで理学療法士として勤務。
“痛み”に対して
日常生活のコントロールの重要性を提唱している。